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展覧会「レオ・レオーニと仲間たち」板橋区立美術館で、『フレデリック』など絵本原画や絵画・彫刻が一堂に

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展覧会「レオ・レオーニと仲間たち」が、東京の板橋区立美術館にて、2024年11月9日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで開催される。

20世紀文化のなかのレオ・レオーニ

レオ・レオーニ 『フレデリック』原画
Frederick © 1967, renewed 1995 by Leo Lionni/Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
レオ・レオーニ 『フレデリック』原画
Frederick © 1967, renewed 1995 by Leo Lionni/Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

小さな魚の物語『スイミー』や、野ねずみの仲間たちを描いた『フレデリック』などで親しまれる作家、レオ・レオーニ。オランダに生まれ、幼少期よりヨーロッパ各地の移住を繰り返したレオーニは、20世紀のイタリアやアメリカで、絵画、デザイン、絵本など、幅広い分野で活躍した。

レオ・レオーニ 《黒いテーブル 植物学》 1991年
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
レオ・レオーニ 《黒いテーブル 植物学》 1991年
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

展覧会「レオ・レオーニと仲間たち」では、レオーニの活動の全貌を、20世紀の文化の流れのなかから紹介。『フレデリック』などの絵本原画、イタリアで手がけた「想像肖像」や「黒いテーブル」といった絵画を展示するばかりでなく、影響関係にあったアーティストにも光をあてる。

イタリアで手がけたイラストやデザイン

レオ・レオーニ 《製菓会社新聞広告 ミラノからヴェネツィアへ直行》 1935年頃
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ 《製菓会社新聞広告 ミラノからヴェネツィアへ直行》 1935年頃
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)

1910年オランダに生まれたレオーニは、青年期にはイタリアで、ブルーノ・ムナーリら未来派の美術家とともに活動。その後、出版・広告文化が隆盛するミラノで、イラストレーターのソール・スタインバーグといったアーティストや文化人と交流しつつ、イラストやデザインで活躍するようになった。本展の前半では、イタリアにおけるレオーニとアーティストの交流を、作品や当時の印刷物などを通して紹介する。

アメリカでのアートディレクター時代

レオ・レオーニ 《ニューヨーク近代美術館 開館25周年記念ポスター》 1954年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ 《ニューヨーク近代美術館 開館25周年記念ポスター》 1954年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)

1939年にアメリカへ渡ったレオーニは、ビジネス雑誌やニューヨーク近代美術館(MoMA)などの仕事に携わり、アートディレクターとして活躍。また、絵画制作にも取り組んでいる。会場では、レオーニのアートディレクターとしての仕事を、ベン・シャーンといった人々との交流とともに紹介するほか、油彩画作品も展示する。

再びイタリアへ、絵画や彫刻の制作

レオ・レオーニ 《プロジェクト:幻想の庭》 1978年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ 《プロジェクト:幻想の庭》 1978年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)

1961年、レオーニはアーティストとしての活動に集中するべく、イタリアに移住。この地でレオーニは、アメリカ時代から続く「想像肖像」シリーズや「黒いテーブル」シリーズなど、さまざまなテーマで制作を行った。本展では、ブロンズ彫刻《プロジェクト:幻想の庭》や最後の作品となった「鳥」シリーズなど、レオーニがイタリアで手がけた作品を目にすることができる。

絵本制作の軌跡

レオ・レオーニ 『マシューのゆめ』原画
Matthewʼs Dream © 1991 by Leo Lionni/Knopf Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
レオ・レオーニ 『マシューのゆめ』原画
Matthewʼs Dream © 1991 by Leo Lionni/Knopf Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

レオーニ初の絵本となったのが、1959年に出版された『あおちゃんときいろちゃん』だ。物語を自ら絵で表現できる絵本との出会いにより、レオーニの創作は広がり、30年以上にわたって27冊もの絵本を手がけてゆくことになった。会場の終盤では、レオーニの絵本制作の軌跡を紹介。『フレデリック』や『マシューのゆめ』といった作品の原画も公開する。

展覧会概要

展覧会「レオ・レオーニと仲間たち」
会期:2024年11月9日(土)〜2025年1月13日(月・祝)
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)は開館)、12月29日(日)~1月3日(金)
観覧料:一般 650円、高校・大学生 450円、小・中学生 200円
※土曜日にかぎり小学・中学・高校生の観覧無料
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
※巡回あり

【問い合わせ先】
板橋区立美術館
TEL:03-3979-3251

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