人気コミック「思い、思われ、ふり、ふられ」が実写映画化され、2020年8月14日(金)に公開。また9月18日(金)には、アニメーション映画も公開される予定だ。
原作は「ストロボ・エッジ」、「アオハライド」も手掛けた咲坂伊緒のコミック「思い、思われ、ふり、ふられ」。2015年7月号から「別冊マーガレット」にて連載され、2019年5月13日(月)発売の6月号にて最終回を迎え、全12巻で完結する予定。繊細で瑞々しい物語が高く評価され、電子版も含むシリーズ累計部数は、2019年4月現在で、既刊11巻で450万部を突破している。
物語は、4人の高校生男女の切なくすれ違う恋模様を瑞々しく描いた傑作青春ラブストーリー。それぞれ違った個性を持つ4人全員が物語の主人公であり、秘密や葛藤を抱えた彼らが恋愛や友情を通して、自分自身・他者と向き合いながら成長していく。
山本朱里役:浜辺美波
山本朱里を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』『映画 賭ケグルイ』に出演する浜辺美波。社交的な性格で恋愛に対しても現実的で積極的だが、実は自分の本当の気持ちを出すのが苦手で、空気を読む役に徹してしまう不器用な性格の女の子を演じる。
山本理央役:北村匠海
朱里の血のつながらない弟・山本理央役には、『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』『十二人の死にたい子どもたち』などにも出演する実力派俳優・北村匠海。朱里のことをずっと好きで告白しようとしていたが、親の再婚により血のつながらない姉弟になってしまい、その想いを伝えることができないまま胸の内に抱えるキャラクターを演じる。
市原由奈役:福本莉子
市原由奈役は、若手女優の福本莉子。福本演じる由奈は、夢見がちで恋愛に対して消極的な女の子。正反対な性格の朱里と、彼女の異父姉弟である理央に出逢い、理央に片想いをする。
乾和臣役:赤楚衛二
由奈の幼馴染で、理央や朱里のよき理解者となっていく乾和臣役は、「仮面ライダービルド」にてクローズ役を演じた赤楚衛二。天然キャラの和臣だが、厳格な両親に育てられ、自分の将来の夢に関しては、本当の気持ちを言い出せずに悩んでいる。同じように家庭環境に悩む朱里に共感し、次第に惹かれていくが、理央の朱里に対する気持ちに気づいてしまう。
監督は、三木孝浩。『僕等がいた前篇・後篇』、『陽だまりの彼女』、『アオハライド』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『フォルトゥナの瞳』など数々の青春・恋愛映画を手掛けている。
今回、山本朱里役を務める主演・浜辺美波にインタビューを実施。役を演じる際に考えたことや、物語を通して感じたことなど、“青春”についての話を伺った。
劇中ですれちがう4人の<片想い>に優しく寄添うのは、人気バンド・Official 髭男 dismの名曲「115 万キロのフィルム」。“『ふりふら』のテーマとこれほど合致する曲は他にない”と大絶賛した三木監督からのオファーがあったというが、バンドメンバーも「この主人公たちの日々、それをご覧になる皆さんの日々に、もしこの歌が寄り添えたなら、バンドとしてとっても幸せ」と、喜びの声を寄せている。