映画『ジョジョ・ラビット』が、2020年1月17日(金)に全国公開。監督は、マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手掛けたタイカ・ワイティティ。第92回アカデミー賞受賞式では、<脚色賞>を受賞した。
映画『ジョジョ・ラビット』は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、ハートフルなコメディを交えながら、戦時下における人々の生きる喜びを正面から捉えたヒューマン・エンターテイメント。
主人公となるのは、空想の友人“ヒトラー”の助けを借りて、立派な兵士を目指す少年・ジョジョ。戦時下の訓練でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまうが、母の愛にたっぷりと包まれながら毎日を過ごしている。
そんなジョジョはある日、家の屋根裏で少女を見つけて大仰天!“ユダヤ人は悪い”とジョジョに教えていたのに、その少女をかくまっていたのは愛情深い母・ロージ―だったのだ。ユダヤ人の少女・エルサは、聡明で勇敢、そしてユーモアにあふれていて、ジョジョは今まで自分が信じていた世界が分からなくなる。やがてエルサに惹かれていくジョジョ。果たして二人を待ち構える運命とはー?
映画『ジョジョ・ラビット』を描くうえで、その世界を“少年の目”を通して描くことにこだわったタイカ・ワイティティ監督。そのためナチス政権下におかれたドイツという、シリアスな背景を持ちながらも、10歳児の狭くも鮮やかなレンズを通した映像は、明るい色彩と牧歌的な美しさで溢れている。そしてジョジョと出会う大人たちは、決して怖い人ばかりではない。過酷な状況の中でも、沢山の愛に出会うジョジョは、生まれた時代の運命と対峙しながらも、一体何をみて、何を感じるのだろうかー?
タイカ・ワイティティ監督のもとに集まったのは、実力派からフレッシュな顔ぶれまで、個性溢れるキャスト勢。映画初出演でありながら、主演を務めるローマン・グリフィン・デイビスを筆頭に、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』の公開を控えるスカーレット・ヨハンソン、オスカー俳優のサム・ロックウェル、ニュージーランド出身の新鋭女優トーマシン・マッケンジーといった顔ぶれがそろう。
ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)
物語の主人公。青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘する10歳の少年。しかし訓練下でウサギを殺すことができず<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名を授かってしまう。訓練中の事故が原因で、一時帰宅を余儀なくされるが、そこでユダヤ人の少女・エルサに出会うー。
ロージー(スカーレット・ヨハンソン)
ジョジョのたった一人の家族であり、勇敢かつ愛情深い母親。ジョジョに内緒で、ユダヤ人の少女・エルサを匿っている。街では密かに反ナチ運動も行っている。
アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)
ジョジョが作り出した空想の友達。皮肉屋でありながらも、ジョジョにいつもアドバイスを送っている。役を務めた監督のタイカ・ワイティティは、「当初自分ではなかった」そうだが、その役柄上よい返事を俳優達からもらえず引き受けることにしたという。
エルサ(トーマシン・マッケンジー)
ジョジョの亡くなった姉・インゲの部屋の隠し扉に住んでいたユダヤ人の少女。ジョジョの母の厚意で匿われている。聡明で教養とユーモアに溢れ機転もきく。
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