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映画『前田建設ファンタジー営業部』高杉真宙にインタビュー - “熱”のある大人が一番格好良い

2020年1月31日公開の映画『前田建設ファンタジー営業部』で主演を務める俳優・高杉真宙にインタビュー。高杉は近年『見えない目撃者』『十二人の死にたい子どもたち』『映画 賭ケグルイ』など話題作に続々と出演。劇場アニメ映画『君の膵臓をたべたい』では主演声優を務め、その他CMや舞台、ドラマなど様々なフィールドで活躍している。

高杉真宙 インタビュー|写真2

そんな高杉が演じる、映画『前田建設ファンタジー営業部』の主人公・ドイは、「前田建設ファンタジー営業部」の一員である若手社員。仕事に対して冷めた感情を持つ中で、チームのメンバーと無理難題ばかりのプロジェクトに携わることになる。

劇中では自身と同年代の若手社員を見事に演じた高杉。今回のインタビューでは、『前田建設ファンタジー営業部』に関することから、新社会人世代としての“俳優の仕事”について伺った。

映画『前田建設ファンタジー営業部』について

高杉真宙 インタビュー|写真4

『前田建設ファンタジー営業部』働く人々をユニークかつ情熱的に描く物語でした。改めて高杉さんご自身から映画のメッセージについて教えて下さい。

映画を通して伝えたいメッセージは色々ありますが、その中でも一番は“こういう大人が1番カッコいいんじゃないか”ということだと思います。

僕は仕事に対して熱量のある大人が一番カッコいいと思っていているのですが、そういう人たちが奮闘する姿が映画の中で描かれています。これから社会人になる人はもちろん、誰かの上に立つ上司の様な立場の人にも観てもらいたい内容です。

ただ、テーマは仕事でも、誰でも気軽に観れる、全く堅いイメージの映画ではないです。(笑)

単純にエンターテイメントを楽しむ、笑いに来る気分で映画館で観てもらいたいですね。

映画内では“マジンガーZの格納庫を作る”という一見ギャグっぽいテーマに真剣に取り組む人々を描いていました。演じていて楽しかったシーンや見て欲しいシーンはありますか。

一見何の映画か分からない、凄い不思議な映画に思えますよね。(笑)

楽しかったシーンはほんとに沢山ありすぎて選びきれないです。僕、撮影中に笑い過ぎて、本番でも素笑いしちゃってるんですよね・・・これまで本番中に笑うことってあんまりなかったんですけど、今回は特別でした。

皆さん暴れすぎなんですよ!(笑)

僕だけじゃなくて岸井さんが素笑いしているシーンも使われています。

高杉真宙 インタビュー|写真5

すごく楽しそうな撮影現場ですね(笑)

はい。撮影現場も、映画内のファンタジー営業部同様、子供心溢れる大人たちばかりでした。

監督は、まさにその代表というか。面白がって撮ってくださるから、僕たち俳優勢も自然と演技を楽しむことができたと感じています。監督の人を動かすだけの“熱”が伝染したんでしょうね。そしてそんな僕たちの“熱”も、画面を通して観客の皆さんにも伝わってくれると嬉しいです。

“熱”を持った人たちに囲まれて

『前田建設ファンタジー営業部』では目標を成し遂げるためにチームで活動していましたが、高杉さん自身が今までチームで奮闘したなと思う経験は何ですか。

映画作りは毎回そうだと思います。大勢の大人たちが集まって、1つの良い作品を生み出すために色んなことに挑戦していくので。

先にも述べましたが、今回の撮影現場はいつも以上にユーモアに溢れた方達ばかりだったので、僕自身すごく良い刺激をもらうことが出来ました。

高杉真宙 インタビュー|写真6

登場人物たちには仕事のモチベーションや熱意を高めてくれる存在がいました。高杉さんにとってそのような存在はいましたか。

意外と、俳優じゃない他の仕事をしている同い年の友達ですか。全く違う仕事をしている人たちですが、その人たちと話していると頑張ろうって思います。向こうも僕も仕事に熱を持っているので、いつも刺激し合っていますね。

そのお友達以外にも何か高杉さんに影響を与えるような存在はありますか。

その他だと、漫画です。

仕事をする前に読む、『ボールルームへようこそ』っていう大好きな漫画があるのですが、その漫画からは中高生の頃からずっとインスパイアされています。何も取り柄のない男の子が社交ダンスにハマっていく漫画なんのですが、話も絵も凄いカッコいい。

新社会人世代になって思うこと

高杉真宙 インタビュー|写真7

高杉さん演じる主人公・ドイと同じく、高杉さん自身も新社会人世代ですが、今の年齢になって俳優業に対して変化した意識はありますか。

高校生までは学業と俳優を並行していたのですが、今は俳優一本になったので俳優業に集中できる時間が多くなりました。その分、仕事以外や息抜きの時間をどう過ごすか、どれだけ有意義に過ごすか、ということを考えるようになりました。

仕事の最中でいうと、成人した頃から演技について色々なことを書くノートを作り始めました。演じる前に台本に書いてある情報を一旦そのノートに書き出す。そして、演じているうちに段階的に気づいていく部分をその周辺に追加でメモして、自分の演じる役についてまとめていくということを常にしています。

そのような中で、今回の主人公・ドイを演じるにあたって意識したことはありましたか。

演技の時はいつも意識していることなのですが、“役割としての役”というのが僕の中であって。台本の中で割り振られる役の“役割”を演じていきたいんです。

その上で今回意識したのは“周りとのバランス”。ドイくんは序盤は特に消極的なキャラクターというか、出すぎちゃダメな人。でも引きすぎると主人公じゃ無くなってしまう。なので、そのバランス、周りの役のキャラクターを考えつつ演じていました。

あと、専門的な知識が無かったので、建設とか土質関係について事前に調べました。ある程度基礎的な専門知識は揃えておきたくて。こういう下調べ的な事は今回に限らず割と毎回やります。

高杉真宙 インタビュー|写真8

新社会人世代が仕事をするにあたって大事にするべきものは何だと思いますか。

同世代の人たちってみんなやっぱり仕事に対してネガティブなイメージを持ってる人が多い気がしていて、そのこと自体はよく理解できます。でも、もっと何かに取り組む時の楽しさを感じることが出来ればいいのになとは思います。

映画『ギャングース』より
©2018「ギャングース」FILM PARTNERS©肥谷圭介・鈴木大介/講談社
映画『ギャングース』より
©2018「ギャングース」FILM PARTNERS©肥谷圭介・鈴木大介/講談社

自分が熱中出来るような面白い仕事を見つけることが出来るのであればそれが一番です。でも、それって難しいですよね。なので、そうでなくても、熱い人が近くに居るのであれば、自分から冷めないで、その熱に巻き込まれて、揉まれるのもいいんじゃないのかなって。

引っ張てくれる上司とか先輩とか、そういう人がいる場所って素敵だなと思います。

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