中条あやみ主演映画『水上のフライト』が、2020年11月13日(金)に全国公開される。
映画『水上のフライト』は、実在するパラカヌー日本代表選手との交流を通じて、脚本家・土橋章宏が書き上げたオリジナルストーリー。事故で歩けなくなった失意のヒロインが、パラカヌーを通して新たな夢を切り開く感動ヒューマンドラマを、『雪の華』の中条あやみを主演に迎えて描きだす。
中条演じる主人公・遥は、自分の実力に絶対の自信を持つ“負け知らず”の人生を歩んできた女性。走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していたが、ある日不慮の事故に合い、二度と歩くことができない身体となってしまう。
将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えもあり、“パラカヌー”という新たな夢を見つけることにー。きらめく水面を背景に、母の愛、淡い恋心、恩師との約束…そして、大切な人の想いを乗せて、どん底から道を切り開いていく。難易度の高いパラカヌーに挑む中条あやみの熱演ぶりにも注目だ。
不慮の事故で心を閉ざした遥を取り囲む仲間・家族・コーチには、旬な俳優勢が抜擢された。
2021年には『東京リベンジャーズ』の公開も控える杉野遥亮が、裏方で遥を支える、義肢装具士の颯太役に。遥と颯太は、カヌーの選手とエンジニアとしての絆を深め、颯太は遥を心身ともにサポートしていく存在となっていく。
また、心配しながらも温かいまなざしで包み込む母・郁子役 を『アマルフィ女神の報酬』の大塚寧々、父親代わりに厳しく熱く導いていくコーチの宮本役を『引っ越し 大名!』の小澤征悦が担当する。
監督は、余命半年の元生徒と教師の再会―最後に分かり合えた絆の物語を描いた『泣くな赤鬼』、GReeeeNの代表曲「キセキ」の誕生にまつわる実話を基にした『キセキ ―あの日のソビト―』などを手掛けてきた兼重淳が務める。
『水上のフライト』が東京国際映画祭の特別招待作品に選出された。東京・EXシアター六本木にて行われた舞台挨拶には、主演の中条あやみ、共演・小澤征悦、監督・兼重淳が登壇。中条あやみは、シャネル(CHANEL)の2020年/21年秋冬 プレタポルテ コレクションからバーガンディーツイードのジャケットとスカート、ショートパンツのスリーピースを身にまとって登場した。
公開に向け、杉野遥亮にインタビューを実施。『水上のフライト』撮影時のエピソードや、俳優業に対しての想いを語ってもらった。杉野は、『水上のフライト』について「いいものだけを吸収できる、僕にとって“ご褒美”のような作品だったのかなと思います。」と語る。