企画展「ドラマチック・ラリック」が、箱根ラリック美術館にて、2021年3月21日(日)まで開催される。
19世紀から20世紀のフランスで、ジュエリーやガラス工芸を手がけたアーティスト、ルネ・ラリック。ジュエリー作家としてはカルティエ(Cartier)などの一流宝飾店から依頼を受けるほどの成功を収めたラリックであったが、パリの香水商フランソワ・コティとの出会いをきっかけに“香水瓶”のデザインを手がけるようになった。
香水の香りは、もちろん目には見えない。しかしラリックはそうした香りの世界を花々や月などのイメージに喩え、モダンで繊細な瓶のデザインで表現した。単に容器である以上に、独自の物語が込められたラリックの香水瓶は、人びとの心を奪うこととなる。
本展「ドラマチック・ラリック」では、そうしたラリックが手がけた香水瓶の数々を展示。“真夜中”を意味する「ダン・ラ・ニュイ」や、「ヴェール・トワ」つまり“あなたのもとへ”といった、繊細な香水瓶を目にすることができる。
またこれら香水の広告もあわせて展示。香水瓶に込められたドラマとともに、華やかなりし時代のパリの雰囲気を垣間見られるだろう。
さらに、ラリック社による「香水瓶5連作」をイメージしたオリジナルスイーツも。この連作の最初の作品「ダン・ラ・ ニュイ」をモチーフにしたスイーツは、箱根ラリック美術館のカフェレストラン「リス(LYS)」にて提供。透明感のあるブルーでバニラムースを包み込み、星が瞬く様子を金箔で表現している。香水の香料として使用された花やフルーツも素材とするなど、見た目も味わいも楽しめる1品となっている。
一方、「ダン・ラ・ニュイ」以外のスイーツ4品は、2020年9月18日(金)から2021年3月21日(日)まで、箱根の自然を満喫できるホテル「箱根リトリート フォーレ(före)」「箱根リトリート ヴィラワンバイエフ(villa 1/f)」のディナーデザートプレートで提供される。
箱根ラリック美術館15周年・ルネ・ラリック生誕160年
企画展「ドラマチック・ラリック」
会期:2020年9月12日(土)〜2021年3月21日(日)
会場:箱根ラリック美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1
TEL:0460-84-2255
開館時間:9:00〜16:00(入館は15:30まで)
※2021年1月12日(火)より当面のあいだ、上記時間での営業
入館料:大人 1,500円、大・高生・シニア(65歳以上) 1,300円、中学生・小学生 800円
※定休日なし、なお臨時休館の場合あり
※内容は変更となる場合あり(最新情報は随時美術館ホームページにて告知)
■オリジナルスイーツ
ダン・ラ・ニュイ 850円+税
提供場所:箱根ラリック美術館 カフェレストラン「リス」
■箱根リトリート コラボレーションディナー・宿泊プラン
期間:2020年9月18日(金)〜2021年3月21日(日)
場所:箱根リトリート フォーレ・箱根リトリート ヴィラワンバイエフ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1286-116
TEL:0460-83-9090
プラン:
・コラボレーションディナー 15,000円+税およびサービス料
・コラボレーション宿泊プラン 1人 29,600円(税およびサービス料込・入湯料別)〜
※完全予約制(1週間前まで)
※期間・内容は変更となる場合あり