展覧会「ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」が、横浜のそごう美術館にて、2020年6月10日(水)から7月8日(水)まで開催される。
洗練されたジュエリーやガラス工芸で知られるルネ・ラリック。19世紀末フランスのアール・ヌーヴォーの宝飾デザイナーとして、カルティエ(Cartier)などのブランドにジュエリーを卸し、 女優サラ・ベルナールをも顧客に持つほどの成功を収めたラリックは、1900年のパリ万国博覧会で大きな注目を集めることとなる。
20世紀に入るとラリックは、パリ・コティ社の香水瓶などを手がけたことをきっかけに、ガラス工芸家としての道を歩み出す。以後、1925年パリで開催された通称「アール・デコ博覧会」に出展。1932年には、現在は東京都庭園美術館として使用される朝香宮邸のガラス製レリーフを手がけるなど、 工芸から建築にまでガラスの表現の可能性を広げてきた。
「ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」では、ルネ・ラリックのジュエリーやガラス作品など約200点の作品を展示。ジュエリーでは、《カーネーションとロータス》や《女性像とチュべローズ》など、華麗で装飾的なアール・ヌーヴォーの雰囲気香りたつ作品を紹介する。
またガラス作品では、立像《ジュサンヌ》、蓋物《二人のシレーヌ》、そして蝶をモチーフにした花瓶やランプなど、晩年にまでいたる清澄かつ優美な品々を楽しむことができる。
展覧会「ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」
会期:2020年6月10日(水)~7月8日(水)
※当初の会期2020年4月11日(土)〜5月17日(日)から変更しての開催
会場:そごう美術館
住所:神奈川県横浜市西区高島2丁目18-1
開館時間:10:00~20:00(そごう横浜店の営業時間に準ずる)
※入館は閉館30分前まで
※会期中無休
料金:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下 無料
※消費税込
※( )内は、ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードのいずれかの提示者の料金
※障がい者手帳各種の所持者、および同伴者1名は無料
※展覧会・イベントの中止や延期、内容が変更となる場合あり
※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと