千葉・佐倉のDIC川村記念美術館では、コレクション展示「DIC川村記念美術館 1990-2025 作品、建築、自然」を、2025年2月8日(土)から3月31日(月)まで開催する。

DIC川村記念美術館、休館前最後の展示

1990年の開館以来、30年以上にわたって佐倉の地で活動してきたDIC川村記念美術館。マーク・ロスコなど、20世紀美術を軸としたコレクションを所蔵するばかりでなく、敷地内には自然豊かな庭園が広がり、野外彫刻も設置してきた。また、ツインタワーを特徴とする建築は、戦後モダニズムを代表する建築家・海老原一郎によるものであり、それぞれに異なるデザインを持つ11の展示室を擁している。

DIC川村記念美術館は、2025年3月をもって佐倉での活動を終え、休館を経たのち、規模を縮小して東京都内に移転する方針を発表した。「DIC川村記念美術館 1990-2025 作品、建築、自然」は、佐倉で最後となるコレクション展示。館内すべての展示室と庭園を会場に、約180点の作品を紹介する。

過去最多のコレクションを公開する本展では、通常は企画展示室として使用されている空間も含め、全館を会場に開催。レンブラント・ファン・レインの《広つば帽を被った男》や、マーク・ロスコの「シーグラム壁画」を筆頭に、印象派、エコール・ド・パリ、ダダやシュルレアリスム、フランク・ステラ、抽象表現主義など、DIC川村記念美術館のコレクションを網羅的に紹介する。

展示概要

「DIC川村記念美術館 1990-2025 作品、建築、自然」
会期：2025年2月8日(土)〜3月31日(月) 会期中に4点の展示替えあり
［前期 2月8日(土)〜3月2日(日) / 後期 3月4日(火)〜31日(月)］
会場：DIC川村記念美術館
住所：千葉県佐倉市坂戸631
開館時間：9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日(2月24日(月・振)、3月31日(月)は開館)、2月25日(火)
入館料：一般 1,800円、学生・65歳以上 1,600円、高校生以下 無料
※障害者手帳の所持者および付添者1名は無料

【問い合わせ先】
TEL：050-5541-8600(ハローダイヤル)