企画展「磯崎新の原点 九州における1960-70年代の仕事」が、北九州市立美術館 本館にて、2025年1月4日(土)から3月16日(日)まで開催される。
ポストモダン建築を先導し、「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー賞を2019年に受賞するなど、日本を代表する建築家として知られる磯崎新(いそざき あらた)。企画展「磯崎新の原点 九州における1960-70年代の仕事」は、磯崎が1960〜70年代に九州で手がけた建築に着目する展覧会だ。
1931年大分に生まれた磯崎は、活動初期の1960〜70年代、大分や福岡で多くの建築を実現している。こうした建築の例として、1974年に開館した北九州市立美術館をはじめ、北九州市立中央図書館、西日本総合展示場などを挙げることができる。
初期の磯崎が九州で建築を手がけた背景には、その才能を見出し、活躍の場を提供した人々の存在があった。そのひとりが、福岡シティ銀行(現・西日本シティ銀行)で長く頭取を務めた四島司である。四島は、福岡相互銀行大分支店に始まり、支店の設計をたびたび磯崎に依頼するとともに、天神から博多駅前への本店移転にあたっても、設計を磯崎に任せている。
本展では、1960〜70年代の磯崎が九州で手がけた建築を取り上げ、模型や資料、自身の建築をモチーフとした版画作品を紹介。また、ヴァシリー・カンディンスキーの《合意》やアンゼルム ・キーファーの《哲学者の庭》など、四島が収集した美術作品なども公開する。
企画展「磯崎新の原点 九州における1960-70年代の仕事」
会期:2025年1月4日(土)~3月16日(日)
会場:北九州市立美術館 本館
住所:福岡県北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21-1
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
観覧料:一般 1,500円(1,200円)、高校・大学生 1,100円(800円)、小・中学生 900円(600円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※障害者手帳の提示者および同伴者1名(身体障害者手帳については等級が1~4級の場合のみ)は無料
※65歳以上の北九州市在住者は2割減免
※前売券は、オンラインチケット(北九州市立美術館ホームページより)、ローソンチケット(ローソン、ミニストップ)、チケットぴあ(セブン-イレブン)、セブンチケット(セブン-イレブン)、イープラス(ファミリーマート)ほかにて販売
【問い合わせ先】
北九州市立美術館 本館
TEL:093-882-7777