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ロベール・ブレッソン監督映画『バルタザールどこへ行く』映画史に残る傑作がデジタルリマスター版で復活

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巨匠ロベール・ブレッソン監督の映画『バルタザールどこへ行く』が、4Kリストア・デジタルリマスター版で復活。2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開される。

映画史に残る最高傑作がスクリーンに復活

『バルタザールどこへ行く』場面カット|写真1

1966年公開の『バルタザールどこへ行く』は、フランス映画界の巨匠ロベール・ブレッソン監督の代表作として映画史に輝く最高傑作だ。

『バルタザールどこへ行く』場面カット|写真2

ロベール・ブレッソンが長年映画化を望んだ本作は、聖なるロバ“バルタザール”をめぐる現代の寓話。ドストエフスキーの長編小説「白痴」の挿話から着想し、一匹のロバ“バルタザール”と少女マリーの数奇な運命を繊細に描いている。

『バルタザールどこへ行く』場面カット|写真3

純粋さから悪の道へと堕ちていく少女マリーを演じたのは、当時17歳のアンヌ・ヴィアゼムスキー。初の映画出演作となった本作を皮切りに、『中国女』など、ゴダール作品への出演を重ねていくこととなる。

ストーリー

小さな農村で、農園主のジャックと幼なじみのマリーは、生まれたばかりのロバに「バルタザール」と名づけ可愛がる。だが年月が経ち、「バルタザール」は別の飼い主のもとへ。やがて逃げ出した「バルタザール」は、美しく成長したマリーと再会し、まるで愛し合う恋人のように慰め合う。だが運命は、「バルタザール」にもマリーにもあまりにも過酷な試練を与えていく。マリーの両親は誇り高さゆえに没落し、マリーは不良少年ジェラールに拐かされ悪徳の道に落ちていく。「バルタザール」もまたマリーの元を引き離され、次々と人手に渡っていく…。

ロベール・ブレッソン監督作『少女ムシェット』も同時公開

『バルタザールどこへ行く』場面カット|写真6

なお、公開同日より、一人の少女の悲運な運命をまざまざと描いた映画『少女ムシェット』も全国公開。ロベール・ブレッソンが遺した名作が、4Kリストアのデジタルリマスター版でスクリーンに蘇る。

【詳細】
『バルタザールどこへ行く』
公開日:2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
※一部の劇場を除き、上映は 4K リストア・デジタルリマスター版から変換された2K上映となる。
監督:ロベール・ブレッソン
脚本:ロベール・ブレッソン
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、フランソワ・ラファルジュ、フィリップ・アスラン、ナタリー・ジョワイヨー、ヴァルター・グリーン、ジャン=クロード・ギルベール、ピエール・クロソフスキー、ロバのバルタザール
配給:コピアポア・フィルム+lesfugitives

©1966 Argos Films – Parc Films – Athos Films – Svensk Filmindustri

Photos(10枚)

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