埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアム内「武蔵野ギャラリー」にて展覧会「武蔵野三万年ことはじめ」が2020年11月6日(金)より常設展として開催される。
「武蔵野三万年ことはじめ」は、埼玉県所沢市の街づくり「ところざわサクラタウン」内のシンボルともいえる角川武蔵野ミュージアム内「武蔵野ギャラリー」の幕開けを飾る展覧会。「武蔵野ギャラリー」は、武蔵野地域の魅力を発信する場所であり、その第1回展覧会となる「武蔵野三万年ことはじめ」は、三万年前の太古より人が住み続ける<武蔵野>を再定義することをテーマにした内容となっている。
「武蔵野三万年ことはじめ」では、民俗学視点から柳田国男と角川源義を取り上げ、特に柳田が晩年に唱えた巨人伝説ダイダラボッチの聖地としての<武蔵野>をフィーチャーする。
四季織りなす武蔵野台地は、万葉集の歌になり、平将門の乱の戦場になり、近年では国木田独歩と大岡昇平の文学の舞台にもなった場所だ。そこに生まれたのが“ダイダラボッチの巨人伝説”。ダイダラボッチは、山を動かし湧水を生み出す巨人として言い伝えられてきた存在で、武蔵野ではとりわけ壮大な姿をしたダイダラボッチの伝承が残っている。
神様のような存在であるダイダラボッチにまつわるロマンティシズムは、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』の巨神兵や『もののけ姫』で結実されたともいわれる。
「武蔵野三万年ことはじめ」では、「武蔵野を愛した柳田国男と角川源義」や「ダイダラボッチと武蔵野」といったコーナーを通して、その知られざる全容と神秘の解明に挑戦するとともに、武蔵野の土地、文化、歴史、自然、未来を探っていく。
会場は「地図」をコンセプトにレイアウトされている。武蔵野を読み解き、次の道標をみつけるための様々なコンテンツを「地図」の上に散りばめた。
【詳細】
「武蔵野三万年ことはじめ」
日時:2020年11月6日(金)~<常設展>
会場:武蔵野ギャラリー(角川武蔵野ミュージアム 5F)
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3 ところざわサクラタウン
チケット情報:角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにてオンラインチケット販売中。