展覧会「細見コレクション 集う人々─描かれた江戸のおしゃれ─」が、京都の細見美術館にて、2021年8月15日(日)まで開催される。
「細見コレクション 集う人々─描かれた江戸のおしゃれ─」は、“日本美術の教科書”と称されることもある細見美術館のコレクションから、江戸時代の人びとの美意識や、個性豊かなファッションを垣間見ることができる絵画を、調度品とともに紹介する展覧会だ。
江戸前期は、色鮮やかで豪華な装いが主流。武士や庶民の着物には、華やかな色彩や模様が用いられていた。江戸中期以降になると、華美な装いなどが禁じられ、男女ともにシンプルな柄、ベーシックな色味の着物をまとうようになる。しかし人びとは、裾や裏地などに工夫を凝らし、個性的な装いを生みだしてきた。
本展では、葛飾北斎の肉筆画の名品「五美人図」や、江戸後期のさまざまな身分や職業の服装や風俗を伝える「江戸風俗図巻」など、江戸時代のファッションを見て取ることができる絵画を展示する。
また、新興都市江戸の活気を捉えた「江戸名所遊楽図屛風」など、流行・文化の発信地に集う人びとを描いた名所遊楽図や祭礼図も目にすることができる。
展覧会「細見コレクション 集う人々─描かれた江戸のおしゃれ─」
会期:2021年6月4日(金)〜8月15日(日)
※当初の会期2021年5月18日(火)〜7月4日(日)から変更
会場:細見美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
入館料:一般 1,300円、学生 1,000円
※会期・営業日時などを変更する場合あり(詳細は美術館ホームページを確認)
【問い合わせ先】
細見美術館
TEL:075-752-5555 (代)