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映画『モスラ』初の4Kデジタルリマスター版を劇場上映、幻の「序曲」が60年ぶりに復活

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映画『モスラ』初の4K デジタルリマスター版が、2021年12月10日(金)から2022年1月6日(木)まで、「午前十時の映画祭11」にて上映される。

邦画史に名を刻む名作映画『モスラ』

映画『モスラ』初の4Kデジタルリマスター版を劇場上映、幻の「序曲」が60年ぶりに復活|写真1

1961年7月30日に公開された映画『モスラ』は、『ゴジラ』『ラドン』『宇宙大戦争』の東宝特殊技術陣がその総力を結集し、構想3年、撮影日数200日間、総製作費2億円(当時)を投じて製作した空想科学超スペクタクル巨編。日本映画では史上初となる全世界同時公開がされた作品としても、邦画史にその名を刻んでいる。

その後、モスラは1964年の『モスラ対ゴジラ』や、2019年のハリウッド版ゴジラ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』など、ゴジラ映画を中心に15作品に登場。ゴジラと並ぶ日本を代表するキャラクターとして、世界中でその名を知られている。

初の4Kデジタルリマスター版を劇場上映

そんな映画『モスラ』が、初めて4K デジタルリマスター版としてスクリーンに登場。4K デジタルリマスター化作業を行うにあたり、1961年の公開当時、ステレオ版の上映劇場であった僅か11劇場でのみ本編の前に流れていた“幻の”『序曲』1分6秒が発見された。

幻の『序曲』が60年ぶりに復活

この『序曲』は、初公開当時の一部劇場にて上映された“4チャンネル多元磁気立体音響版”=“ステレオ版”にて採用されたもの。今回の4K デジタルリマスター作業は、その“ステレオ版”をデジタルリマスターしたものとなるため、公開当時の製作者達の意図を尊重し、初公開から60年振りに、モスラの『序曲』を本編前に編成する形で上映することになった。

『序曲』は、サウンドトラックへの収録こそあったものの、DVDやブルーレイディスクといったパッケージへの収録はなく、公開以後の映画館での上映も無い。ファンにとって待望の復活となる。

【詳細】
映画『モスラ』4K デジタルリマスター版
「午前十時の映画祭 11」上映情報
上映日程:2週上映
2021年12月10日(金)~12月23日(木):グループ B
12月24日(金)~2022年1月6日(木):グループ A

■映画『モスラ』
監督:本多猪四郎
出演者:フランキー堺、香川京子、小泉博、ザ・ピーナッツ

『モスラ』あらすじ
南海の孤島インファント島で発見された2人の小美人(ザ・ピーナッツ)は、ロリシカ国の悪徳ブローカー一味に拉致され、日本で見世物にされてしまう。新聞記者の福田(フランキー堺)、カメラマンの花村(香川京子)、言語学者の中条(小泉博)は、2 人を島に帰すようよう世論に訴えかけるが、その間にも小美人たちの危機を知った島の守護神モスラが海を渡って日本に上陸。都内を破壊し尽したモスラの幼虫は東京タワーに巨大な繭を作る。

©1961 東宝

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映画『モスラ』初の4Kデジタルリマスター版を劇場上映、幻の「序曲」が60年ぶりに復活|写真1

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