「ひつじのショーン展」が、ジェイアール京都伊勢丹隣接の美術館「えき」KYOTOにて、2022年7月30日(土)から9月4日(日)まで開催される。
「ひつじのショーン」は、アードマン・アニメーションズが手がけるイギリス発クレイ・アニメーション。
元々は『ウォレスとグルミット 危機一髪!』に登場したキャラクターであったショーンを主人公に据え、2007年よりテレビシリーズの放送を開始すると、ショーンとその仲間たちが牧場で巻き起こす大騒動が老若男女から人気を博した。
テレビ放送15周年を記念して、「ひつじのショーン」の世界観を堪能できる「ひつじのショーン展」を開催。『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』、『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』といった作品の撮影やプロモーション用に制作された、セットやストーリーボードなどの展示を通して、「ひつじのショーン」の世界が出来上がるまでの制作過程を紹介する。
また、2022年12月公開予定の新作映画『Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas』のジオラマも初展示。公開前にして、一足先に新作映画の世界観に入り込める、特別な空間となる。
会場には、テレビシリーズ「ひつじのショーン」の、モグラを釣るシーンを描いたストーリーボードや、テレビ・映画の撮影用に用いられたジオラマ、パペットなどを展示。細かく作り込まれたインテリアや小物、今にも動き出しそうなパペットたちの表情豊かな姿などに注目だ。
尚、「ひつじのショーン」を手がけたアードマン・アニメーションズは、粘土でできたパペットを少しずつ動かしながら撮影するストップモーション独自のアニメーション制作技術を確立。
1人のアニメーターが1週間で撮影できるアニメーションの長さは、平均して約20秒(最新シリーズの撮影時)とされており、気が遠くなるような緻密な作業と制作の舞台裏を会場で体験できるはずだ。
アカデミー賞のアニメーション部門において短編・長編合わせて4度もオスカーを受賞している。ストップモーションのプロフェッショナル達による、緻密でハイクオリティな制作の裏側を、間近に目にすることができる貴重な機会となっている。