東京の神宮外苑地区を再開発。神宮球場や秩父宮ラグビー場の建替えなど、2024年より着工を予定し、全体竣工は2036年を予定。
文化スポーツ施設や緑地の広がる神宮外苑地区を、新たな100年に向けて再編。スポーツを核とし、誰もが気軽に訪れ楽しむことが出来る公園を再編すると同時に、広域避難場所としての防災性も高める。緑に囲まれた憩いの場としての公園と、避難場所として機能する防災拠点、両方の側面から複合型のまちづくりを行う。
メインとなるのは、神宮外苑地区内における老朽化したスポーツ施設等の建替え。築74年を迎える秩父宮ラグビー場、そして築95年の神宮球場を解体し、新たなラグビー場と野球場に建て替える。新たなラグビー場と野球場の中間にできたスペースには、中央広場を展開する計画だ。
また、自然豊かな都市景観の創出も重要なテーマとなっている。神宮外苑いちょう並木から明治神宮聖徳記念絵画館を正面に臨む、4列のいちょう並木の見通し景観は保全。その他の樹林地についても、エリアごとの特性を踏まえながら保全・利活用できるように多様な緑化を推進し、オープンスペースを整備する。
緑豊かな風景を創出するため、現存している樹木については詳細な調査の上、極力保存もしくは移植される。また、新たな植栽については市民参加の植樹なども検討し、より多くの人々に開かれた公園を目指していく。
【詳細】
神宮外苑地区まちづくり
新築着工時期:2024年予定
全体竣工時期:2036年予定
所在地:東京都港区北青山一丁目、北青山二丁目、新宿区霞ヶ丘町 他
敷地面積:約28.4ha