フランス映画『午前4時にパリの夜は明ける』が、2023年4月21日(金)より公開される。主演はシャルロット・ゲンズブール、監督はミカエル・アース。
映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、1980年代のパリを舞台に、ある家族の7年の物語を描いた作品。夫と別れ、結婚生活の終わりを迎えたエリザベートを主軸に、彼女やその子供たちの人生に訪れる様々な変化を、ドラマチックに映し出す。芸術の転換点ともいえる80年代のパリの空気感や、劇中におけるエリック・ロメール『満月の夜』、ジャック・リヴェット『北の橋』といった映画作品の引用、パスカル・オジェへのオマージュにも注目だ。
主演を務めるのは、シャルロット・ゲンズブール。また、彼女と同年代を彩った名優エマニュエル・ベアールが、主人公の人生を左右する重要な役どころで出演する。
主人公・エリザベート...シャルロット・ゲンズブール
夫の裏切りに傷つきながらも、逞しく前へ進む女性。夫と別れ、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れて...。
エリザベートを力強く演じるのはシャルロット・ゲンズブール。『アンチクライスト』でカンヌ国際映画祭の女優賞受賞に輝き、ラース・フォン・トリアー監督作『ニンフォマニアック』で体当たりの演技を見せたことも印象的だった。
ヴァンダ・ドルヴァル…エマニュエル・ベアール
深夜ラジオ「夜の乗客」のパーソナリティ。エリザベートの人生に大きな影響を与えることになる人物。“何でもやる”というエリザベートに対して提案したのは、リスナーからの電話を引き継ぐ電話受け付け業務。「共有に値する言葉を選び、受け止め、電波に乗せられる人」と話す。
マチアス…キト・レイヨン=リシュテル
エリザベートの息子。
タルラ…ノエ・アビタ
家出少女。エリザベートたちと一緒に過ごすことに。
ジュディット…メーガン・ノータム
エリザベートの娘。
監督は、『アマンダと僕』でヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門を受賞、東京国際映画祭 グランプリ&最優秀脚本賞をW受賞したミカエル・アース。フランス映画界の次世代を担う監督が、フランスを代表する名優とタッグを組み、感情を揺さぶる人間ドラマを描く。
なお、映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていた。そんな中、エリザベートの結婚生活は終わりを迎える。ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかでエリザベートやその子供たちの心に変化が訪れる。夫との別れ、芽生えた恋、子供たちの成長、そして下した決断とは…。
【作品詳細】
映画『午前4時にパリの夜は明ける』
公開時期:2023年4月21日(金) シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開
監督・脚本:ミカエル・アース
脚本:モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール
出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノータム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアール、ロラン・ポワトルノー、ディディエ・サンドル
2022/フランス/カラー/111分/R15/フランス語/ビスタ/英題:The Passengers of the Night /原題:Les Passagers de la Nuit 配給:ビターズ・エンド