浅井忠(あさいちゅう、1856-1907)は、日本の画家。黒田清輝と並び明治期の日本洋画を代表する巨匠。佐倉藩士の長男として江戸に生まれる。日本初の西洋美術学校の工部省工部美術学校に入学し、バルビゾン派の画家アントニオ・フォンタネージに師事。主に風景画を描くようになった。浅井忠が44歳の時に「西洋画研究」のためフランスへ留学するとアール・ヌーヴォーの魅力に惹かれる。フランスでは、バルビゾン派ゆかりのフォンテーヌブローの森近くのグレーを訪れ風景画を制作。また、ここで陶芸制作にも始め、帰国後も、陶芸・漆芸など工芸作品のデザインにも行った。
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