1998年、アーロン・シャリフと岡田幸子がブランド「ブラック(BLAAK)」を設立。
アーロン・シャリフ(Aaron Sharif)と岡田幸子(Sachiko Okada)は共にセントマーチンズ卒業。1998年、在学中に「ブラック(BLAAK)」 を開始。
1999年に発表された卒業コレクションは、ロンドンのBrowns,Liberty、パリのMaria Luisa、ニューヨークのBarneys New York等名だたるセレクトショップによって買い上げられ、話題となった。
「ブラック(BLAAK)」 というブランド名は「黒:ブラック(black)」が由来で、黒色に対する想いがこめられている。そのため今でこそさまざまな色を使用して服のデザインを行なうが、ブランド設立当初はほとんどのデザインが「黒」で表現されていた。
ブラックはメンズ、レディースともに展開しているが、アーロン・シャリフがメンズ、岡田幸子がレディースをメインとしてデザインしている。
ブラックはイギリスの伝統的なテーラードスタイル、カッティング技術が高く評価されている。岡田はもちろんアーロンも出身はアジアであるが、彼らのファッションはイギリス風がベースとしてあり、アジアに限らず世界のあらゆるカルチャーを取り入れたコレクションを作り上げる。ミュージシャンのファンも多く、マドンナ、デビット・ボウイ、ビョークなどから衣装提供の依頼を受けたことがある。
2001年秋冬シーズンよりロンドンコレクションでデビュー。ニュージェネレーションデザイナーという位置づけで参加。ニュージェネレーションデザイナー部門とはイギリスの大手デパート、マークス&スペンサーがスポンサーについた若手デザイナー支援のもの。当時のデザインは非常にカラフルなもので黒以外にもネイビー、ピンク、白、黄色など様々な色を使用した。
クリスタルで有名なスワロフスキーがスポンサーとなり、2005年春夏からコレクション活動再開。発表の場もパリに移した。
2007年春夏コレクションは展示形式ではじめてシャツに特化したメンズウェアコレクションを発表。白を基調として、バラの装飾がシャツやラベンダーや淡い青のカラーを微妙に加えたシャツは非常に美しい光沢を放つアーティスティックなものであった。
2011年3月には中国を代表するウィメンズウェアブランド「LESS」のアーティスティック・ディレクターに就任。コレクション、ブランディング、100以上あるチェーンストアのマネジメントまで行った。
2015年、国内初のポップアップショップをオープン。
その他、イギリスブランドASOSのためのコレクション「BLAAK RAINBOW for ASOS」、HEADPORTERのためのバッグコレクション「BLAAK for HEADPORTER」を手掛けた。