1936年に、帽子職人のオーギュスト・ミシェル(Auguste Michel)がパリで創業。
メゾン ミッシェルはフランスの高級帽子ブランド。
1968年に、ピエールとクラウディーヌ・ドゥバール(Pierre, Claudine Debard)がメゾンを引き継ぎ、1975年にピエールは麦わら帽子専用ミシン、Weissmanを復活させ、若い世代のお針子たちを訓練して麦わら帽子を螺旋状に縫い込みシームが見えにくい帽子のスタイルをデザイナー達に提案。
当時ピエール カルダンを始めに、クリスチャン ディオール、ジバンシィ、イヴ・サンローランらが続いて採用する。その後Karl Lagerfeld(カール ラガーフェルド)for Chanel、ジバンシィ、オスカー デ ラ レンタ、クリスヴァンアッシュや他数多くのデザイナーの望ましい帽子工房の存在となる。
シャネルはフランスの伝統職人技術を守る為に老舗のクチュールメゾンを何社か傘下におさめたが、3000以上もの完璧に彫られたソフトウッド、シナノキの型だけでなくヴィンテージの麦わらやフェルトも保存しているメゾン ミッシェルも1997年に傘下となる。
2006年にシャネルのアクセサリーとジュエリーの責任者を務めるレティシア・クラエ(Laetitia Crahey)がメゾン ミッシェルの責任者として就任以来、帽子、アクセサリー、ヘッドジュエリーのコンテンポラリーで独自の世界観をもつコレクションは、豊富のバリエーションで発表し続け、アトリエだけでなく最もラグジュアリーな帽子ブランドの一つとして確立する。
2012年はjoie de vivre/joy of living というテーマに楽観的で奇抜。つぶれた中折れ帽、ベールの付いたカンカン帽、ジャクソンポロックを思わせるスプラッシュペイント、雨でグログランの色が染み出た麦わら帽、カラフルなバブルガムカラーの木登りロープのヘッドアクセサリーなど子供の頃の遊び心に満ちたコレクションを発表。