1857年、ジュゼッペ・ボルサリーノ(Giuseppe Borsalino)がイタリアにて創業。
ボルサリーノ(Borsalino)は、イタリアの帽子ブランド。
伝統的な機械、道具を使い続けることにこだわり、永遠に受け継がれるエレガンス、ラグジュアリーなイタリアンスタイルを提案。帽子以外にもスカーフ、ネクタイなどのアイテムも展開している。
1857年、ジュゼッペ・ボルサリーノが創業する。イタリア、アレッサンドリアの地にフェルト帽の芸術的職人だけを集めた工場を設立したことからブランドの歴史がはじまった。
1874年、シルクハットの製造を始める。
1900年、パリで開かれた万国博覧会で出品したボルサリーノの帽子は、グランプリを受賞。ロイヤルファミリーを顧客に迎えるなど、高級帽子として認められ世界にその名が知られるようになる。この年、職人数が1000人を超え、一年間で75万個を生産するまでに発展。
1929年には、生産数200万個を超え海外にも飛躍。単なる高級帽子メーカーの商標名ではなく、世界的にひとつのスタイルを表すシンボル(帽子の代名詞)として認知されるようになる。
その後、大恐慌の影響や中の工場閉鎖などにより生産数は減小していったが、その厳しい時代を乗り越え、工場はジュゼッペの孫テレジオ・ウズエリに引き継がれる。
1957年、創業100年を迎える。
1969年、名優アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドが主演したジャック・ドレー監督の映画『ボルサリーノ』にて着用したソフト・ハットが有名になった。特に最高級のハットであるパナマハットは、紳士用のハットとして憧れの存在に。
1992年、ボルサリーノ社は、ピエモンテ州・アスティ出身の起業家ガッロ・モンティコーネ家に引き継がれる。
1998年、ニューヨークにボルサリーノアメリカを設立。
2007年、ボルサリーノジャパンを設立。
2012年、ニューラインであるボルサリーノ18.57(Borsalino18.57)がデビュー。上質な素材、職人の手作業による伝統を守り、型もアーカイブのものにこだわっている。