2006年、アメリカ、ニューヨークにて「アルバトス スワンポエル」スタート。
アルバトス スワンポエル(Albertus Swanepoel)はアメリカの帽子ブランド。アルバトス・クォータスが設立した。ハンドワークによる工芸要素の強いコレクションが特徴で、素材はストロー、サテンなどを好んで使用する。
多くのブランドのランウェイショーのために帽子のデザインを提供したほか、「セックス・アンド・ザ・シティ」や「チャーリーとチョコレート工場」では、アルバトス スワンポエルがデザインした帽子が登場している。
また、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催した展覧会「Hats, an Anthology」アルベルタス・スワネポエルのデザインが展示された。この展覧会はスティーブン ジョーンズがキュレートしている。
創業者のアルバトス・クォータス(Albertus Quartus)は、南アフリカ出身。ヨハネスブルグでファッションを学ぶ。南アフリカで衣服を中心としたファッションレーベル「Quartus Manna」をスタート。約7年続けた後、1989年、アメリカ、ニューヨークに渡る。しかし、アメリカでは、南アフリカ同様にレーベルを続けることが困難になったため、一旦活動を休止。企業デザイナー、フリーランスのデザイナーとして働く。また、さらにファッションを学ぶため、ファッション工科大学(FIT)に通い、夜間コースで帽子(Millinery)の授業を受講していた。
2004年、マーク・バイ・マーク ジェイコブスのショー向けに帽子を制作。これが注目を集め、以降、プロエンザスクーラー、キャロリーナ ヘレラ、タクーン、ピーター ソムなどに帽子を提供。
2006年、レーベル「アルバトス スワンポエル(Albertus Swanepoel)」を設立し、レディースの帽子コレクションをスタート。南アフリカを去った際にクローズした自身のレーベルを再度スタートすることとなった。
2008年、CFDA/ヴォーグ・ファッションファンドアワードにて、ファイナリストに選出される。グランプリはアレキサンダー ワンに譲るも、ヴェナ カヴァと共に次点に選ばれ、賞金及び、ファッションビジネスのプロによる指導権を受けとる。
2009年、GAPとコラボレーションしたデザイナーシリーズ「デザインエディション」の一環として、カーキ地の帽子が日本国内の一部GAP店舗で販売される。