ミラノで生まれたバルナバ・フォルナセッティー(Barnaba Fornasetti)が開発を提案したホームフレグランスブランド。
バルナバ・フォルナセッティーは1950年にミラノで生まれる。父、ピエロ・フォルナセッティー(Piero Fornasetti)はイタリアの伝統的絵画とシュールレアリズムをミックスさせたモノクロの緻密画が特徴的な芸術家で、建築家やインテリアデザイナーとのコラボレーションで多くの建造物の装飾を手掛け、生涯で11,000以上の作品を世に送り出した。
バルナバは父の遺産である作品と真髄を受け継ぎながら、ピエロのデザインを再解釈し、優れた技術をもつ作家の手により復活し、自社生産し成功を維持している。近年は、ラグ、壁紙、陶磁器の花瓶などのライセンス商品も手がけており、そのうちのひとつであるルームフレグランスが、「フォルナセッティー プロフーミ」である。
バルナバは流行に左右されることのないホームフレグランスの開発を提案し、ニューヨークに本社を持つ大手香料メーカー、IFF社のマスターパフューマー、オリビエ・ポルジュ(Olivier Polge)と共にこのプロジェクトを手がける。ピエロが建てたミラノのアトリエに訪れ、バルナバと一緒に、建物、庭、ハーブ、インテリアの木材、フォルナセッティーのデザインなどから、芳香について探求する。
それにより、フォルナセッティーの初めての香り「Otto(オット)」が誕生。「Otto(オット)」 は、8回目のバージョンの香りを起用したことから、イタリア語で「8」を意味する単語が由来となっている。
ラインナップは、フラグランスのほか、いくつかのコラボレーションが実を結び実現する。フレグランスキャンドルのワックスは、300年以上の歴史があるフランスの老舗キャンドルメーカーCIRによって作られた。インセンスメーカーには1500年代まで遡る歴史をもつ日本香堂を起用した。