ズフィ アレキサンダーが自身の名を冠したブランド「ズフィ アレキサンダー」を設立、2005年春夏コレクションにてデビュー。
ズフィ アレキサンダー(ZUFI ALEXANDER)は1974年、アラブ首長国連邦のドバイ生まれ。その後アメリカで教育を受ける。アメリカのダラス大学卒業後、ロンドンに渡り、オックスフォード大学でビジネスマネージメントの修士号を修得。バッグのデザインは全て独学で学ぶ。その後、ファッション関連のコンサルタントやIT系の仕事を経験。
ズフィ アレキサンダー自身は、デイリーウェア的な要素のバッグが好きで、エルメスの「バーキン」、プラダなどがお気に入りという。その後、周囲の進めもあり、バッグのデザイナーになることを決意。1年かけてリサーチをして、バッグの製造、デザイン、工房の選定などを行う。このあたりの経緯(経歴)はニューヨークのバッグブランド、ボトキエと似ている。
自身の名を冠したブランド「ズフィ アレキサンダー」を設立し、2005S/Sコレクションにてデビュー。ブランドコンセプトは、「"IT"BAG」「OLD MEETS NEW」ケイト・ブランシェットが使用したことが機に、すぐに人気が出て、ロンドン、日本、香港、アメリカ、フランスなど様々な国から注文が入る。その他、ケイト・ブランシェット、ケイト・モス、グウィネス・パルトロウなどを顧客に持っていた。デザインはロンドンで行い、生産はミラノのバッグ職人が手作りで行っている。
中央部の両脇が少しくびれている、蝶のようなデザインが施してある形のトートバッグ「キスミーベイビー(KISS ME BABY)」が有名。全体的にはエレガントでベースになっており、流行に左右されない使いやすいデザイン。それに加え、ディテールに蝶や花のモチーフを加えたキュートな要素ももっている点が人気。クラシカルなイメージのクロコダイル、ふくれ織りの布帛を用い、新鮮さ溢れるバッグを提案している。
2007年春夏コレクションからバッグに続き、財布のコレクションも発表。2008年春夏コレクションからフランスの老舗クロコダイルのバッグブランド、モラビトのデザイナーに就任する。