1906年ドイツにて「ノモス グラスヒュッテ」創業。
ノモス グラスヒュッテ(NOMOS Glashütte)は、1906年、ドイツのグラスヒュッテにてグイド・ミュラー(Guido Müller)が創業した時計メーカー。懐中時計の製造メーカーとしてスタートした。ブランド名のノモスはギリシャ語で「秩序・規律」を意味している。
第二次世界大戦を経て、他の東ドイツの時計メーカーと同様、ブランドは停止。しかし、ドイツの東西統一後の90年に復活。デザイナーだったローランド・シュベルトナー(Roland K. Schwertner)が第2の創業者となった。
2001年、ムーブメント名に自社の名前を使用することをETA社より許可を受ける。これは自社内でのムーブメントの改良、ブラッシュアップが認められたことを意味する。
2005年「タンジェント」を発表。タンジェントはドイツ後で「直線」を意味し、は自社製の自動巻きムーブメントが採用されており、ノモスのモデルの中で最も人気がある。
なおノモスのすべての時計には機械式ムーブメントを搭載。7割以上のコレクションが自社製のムーブメントを採用している。
高級時計の中ではリーズナブルな部類に入るが、デザイン、技術などトータルで品質は高い。おそらく同じ製品を出しても他のメーカーであればより高価な値段がつくだろうと言われる。実際ノモスはブランドを表現するとき「デザイン ・ハイクオリティ・リーズナブルプライス」と上げている。
ノモスの時計デザインは、クラシカルでドレッシーな要素も持ち合わせる。バウハウスの影響を受け、合理的かつ機能性を重視、装飾をそぎ落としたミニマルなデザインが高く評価され、デザイン関連の賞も数多く受賞している。このようなデザイン性から女性をも多くの顧客に持つ。
代表的なモデルは、「タンジェント」、「ラドウィッグ」、「タンジェントスポーツ」、「テトラ」など。