1992年、時計師のフランク・ミュラーが、スイスのジュネーブにて自身の名を冠したフランク ミュラー( FRANCK MULLER)を創業。
フランク ミュラーは、スイスの高級機械式時計メーカー。過去にない構造の時計をいくつも発表したフランク ミュラーは、「稀代の天才時計師」「ブレゲの再来 」と呼ばれる。フランク ミュラーは、スイスの時計作りの技術、伝統を十分に継承した、新しい時計の構造を作り上げ、世界的に高い評価を得ている。
フランク・ミュラーは自身の時計哲学について次のように話す。
「時間に対する固定概念から抜け出し、もっと広い考え方を提案すべく、様々なアプローチで時計を作ってきた。時計は生き様の証。フランクミュラーの時計を身につける人にはどんどん新しい概念で時間をとらえていって欲しい。」
デザインでは、フランク ミュラーオリジナルでデザインしたトノー(樽)型の美しい3次元曲線ケース「トノウ・カーベックス」が有名。人気のラインは「コンキスタドール」「ロングアイランド」「カサブランカ」など。
1986年、数人の時計師と共に、時計の制作工房を開設。フリー・オシレーション(自由振動)トゥールビヨンと呼ばれる、ジャンピングアワー機能の付いた全く新しい構造を持ったトゥールビヨン腕時計を発表。
1992年、時計ブランド「フランク ミュラー」設立。
1995年、スイス・ジャントゥに構えたフランク ミュラー初の本拠地からほど近い場所に、デザインのアイディアの熟成や基本設計、手作業による高度な複雑時計の組み立てなど、腕時計製造に関連するすべての工程が行われる「FRANCK MULLER WATCHLAND」開設。
2013年、ロベルト カヴァリとコラボで時計コレクション「ロベルト カヴァリ×フランク ミュラー」を発表。その後もコラボレーションは続き「ロベルト カヴァリ バイ フランク ミュラー」として展開する。
2017年、25周年を記念した、iPhoneケースを発表。また、ブランド25年の軌跡をたどるフランク ミュラーのエキシビションを京都で開催。同年、ギンザシックス内に都内最大級のブティック「フランク ミュラー ジュネーブ」をオープン。店内には、ブランドの世界観を表現したスイーツショップ「フランク ミュラー パティスリー」を併設している。
フランク・ミュラー(Franck Muller)は、1958年、スイスの生まれ。父はスイス人、母はイタリア人。時計学校(Swiss school of watchmaking)を卒業後、博物館やオーナーの依頼により、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど高い技術を要する高級時計の修復作業や、オリジナルの時計の研究及び創作活動を行う。