1832年、オーギュスト・アガシがスイス・サンティミエにてロンジン(LONGINES)を創業。
ロンジンは、スイスの高級腕時計ブランド。オーギュスト・アガシ(Auguste Agassiz)がスイスのサンティミエの時計部品の流通業社で働き始めたことが、ロンジンの起源。1年後、アガシはフローリアン・モレル(Florian Morel)たちと共に、「Comptoir Raiguel Jeune & Cie」を設立。創業時は、主に時計の組み立てなど下請けのような業務を行っていた。
現在はブレゲ、ティソ、ラドー、オメガ、グラスヒュッテ オリジナルなどを傘下に置くスウォッチのグループに属している。
1832年、オーギュスト・アガシが時計部品流通業者で働き始め、1年後、友人と共にロンジンの前身となる「Comptoir Raiguel Jeune & Cie」を設立。
1847年に、オーギュスト・アガシが単独オーナーとなり、1862年から甥のアーネストが経営を引き継ぐ。
1867年、初の自社製ムーブメント「L20A」を発表。リューズによってゼンマイを巻き上げ、セットする画期的な方式だった。1885年にはアントワープの万国博覧会でグランプリを受賞。その後も数々の万博でグランプリや金賞を獲得。1905年には初の腕時計を発表。
1920年代には、アール・デコ様式のコレクションを発表。また、ダイヤモンドやサファイアを使った宝飾時計も発表した。ロンジンはダイヤモンドなどを使用したタイプの時計にも定評があり、ダイヤモンドのアワードでも数々の賞を受賞している。
1927年、リンドバーグが、初めて単独で大西洋無着陸横断飛行を成功させた際にはめていたのがロンジンの時計だったという逸話ものこされている。リンドバーグの他、エルビス・プレスリーなども愛用したと言われている。
1945年、自動巻きムーブメントを発表。これは双方向回転ローターを搭載したタイプで、キャリバー「L22A」。
1972年、「ソリッド・シルバー・ウォッチ」を発表。これはフランス人デザイナー、セルジュ・マンゾンが手がけたもの。
1982年、ロンジンの創立150周年を記念して、「アガシ(Agassiz)」を発表。これは防水性が高く、非常に薄いラグジュアリーな雰囲気のゴールド・ウォッチで、後のロンジンのモデルにも大きく影響を与えるものだった。
1997年、女性の手首を特に意識し、エレガンスを現代的に解釈した「ドルチェヴィータ コレクション」を発表。
2001年、「ドルチェヴィータ ダイヤモンド」を発表。これはダイヤモンドを散りばめたラグジュアリーな女性用の腕時計として話題となった。
2005年、機械式腕時計のみのモデルで構成されるコレクション「ロンジン・マスターコレクション」を発表。
2010年、コラムホイール・クロノグラフ・ムーブメントの新作自動巻き機械式「キャリバー688」を発表。
2012年、シングルプッシュボタンを押すだけでスタート・ストップ・リセットのクロノグラフ機能を操作できる新たなコラムホイールムーブメント「キャリバーL778」を発表。
2020年、1940年代のモデルを復刻した「ロンジン ヘリテージクラシック クロノグラフ 1946」を発表。