最初の物語は、刑事223号を中心に展開。彼は、恋人に振られた後、彼女が好きだったパイナップルの缶詰を毎日買い続けるという奇妙な習慣を続けていた。恋人を忘れられず、心の痛みを紛らわすため、ある時、バーを訪れる。そこで、金髪の女性と出会い、一夜を共にする。しかし、彼の心の傷は深まるばかりだった。

もう1つは、刑事223号もよく立ち寄る小食店で働く新しい店員フェイと、警官663号の物語。フェイは、663号が夜食を買いに来るたびに彼に恋心を抱くようになる。偶然、663号の部屋の鍵を手に入れたフェイは、彼の生活に密かに入り込み、部屋の模様替えを始める。663号は当初、その変化に気付かないまま過ごすが…次第にフェイの存在に気づき始める。