東京・渋谷のミニシアター「シネクイント(CINE QUINTO)」が、同館の復活オープン2周年を記念した特集上映を開催。90年代から現在に至るまでの作品を計5テーマで特集し、2020年7月31日(金)から9月24日(木)までの8週間連続で上映する。
中でも本イベントの看板特集となるのが、「ミニシアターブームよ、もう一度。」。主演ユアン・マクレガーの出世作にして監督ダニー・ボイルの名作『トレインスポッティング』、作中に登場するクレーム・ブリュレで日本でも社会現象を引き起こしたジャン=ピエール・ジュネ監督『アメリ』、田辺聖子の短編恋愛小説を主演・妻夫木聡で実写化した『ジョゼと虎と魚たち』など、ミニシアターで楽しみたい全5本がラインナップ。
もう一つ忘れてはならないのが、『恋する惑星』などの香港映画で知られる監督ウォン・カーウァイをテーマにした「巨匠ウォン・カーウァイ特集」だ。ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフ、一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳、そして意表を突く選曲センス。『恋する惑星』はもちろん、『ブエノスアイレス』、『欲望の翼 デジタル・リマスター版』など、カーウァイの世界観が堪能出来る全5作品が上映予定となっている。
そのほか、『カメラを止めるな!』『アナと世界の終わり』などミニシアターならではのゾンビ映画を集めた「ウィーライクゾンビーズ!」、『冷たい熱帯魚』『愛の渦』『ハウス・ジャック・ビルト』など全作品がR指定となる「真夏の禁断の果実たち」、映画ファンから熱い支持を得ている注目のインディペンデント映画スタジオ「A24」に焦点を当てた「A24セレクション」と、青春映画の金字塔から問題作まで、バリエーション豊かな作品の数々をスクリーンで楽しめる。
さらに、『インセプション』『インターステラ―』『ダークナイト』シリーズなど多くの話題作を手掛け、9月には新作映画『TENET テネット』の公開を控える、クリストファー・ノーラン監督の出世作『メメント』がスクリーンにカムバック。難解かつ斬新な内容で、2001年の日本での公開当初にシネクイントでは25週上映という超ロングランヒットを記録した名作を、再び映画館で鑑賞することが出来る。
また、復活オープン2周年を記念したグッズ&特別展示も登場。CDアートワークやライブグッズなどでマルチに活躍するアーティスト「norahi」が手掛ける全10種のオリジナルグッズが販売されほか、劇場ロビーでは歴代上映作品をコラージュした巨大パネルや支配人選りすぐりのお宝グッズの展示も予定されている。
「シネクイント復活オープン2周年特集上映」
上映期間:2020年7月31日(金)〜9月24日(木)
鑑賞料金:1,200円均一 ※一部対象外の作品あり。
会場:シネクイント(CINE QUINTO)
住所:東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル
スクリーン:2スクリーン(162席・115席)
※上映スケジュール等の詳細は公式WEBサイト(https://www.cinequinto.com/shibuya/)まで。
<上映作品>
■特集1「ミニシアターブームよ、もう一度。」
『トレインスポッティング』『アメリ』『アフタースクール』『ジョゼと虎と魚たち』『キサラギ』
■特集2「巨匠ウォン・カーウァイ特集」
『恋する惑星』『ブエノスアイレス』『天使の涙』『花様年華』『欲望の翼 デジタル・リ マスター版』
■特集3「ウィーライクゾンビーズ!」
『カメラを止めるな!』『アナと世界の終わり』『ウィーアーリトルゾンビーズ』
■特集4「真夏の禁断の果実たち」
『アデル、ブルーは熱い色』『冷たい熱帯魚』『愛の渦』『ソーセージ・パーティー』『ハウス・ジャック・ビルト』
■特集5「A24セレクション」
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』『エクス・マキナ』『ヘレディタリー 継承』『HOT SUMMER NIGHTS ホット・サ マー・ナイツ』『スイス・アーミー・マン』『20センチュリー・ウーマン』『アンダー・ザ・シルバーレイク』『ロブスター』『エイス・グレード 世界でいちば んクールな私へ』『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイ クリッド・ディア』『ムーンライト』『ラスト・ムービースター』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
■特別上映
『リトル・ミス・サンシャイン』『メメント』