ファッション業界のレジェンド、アンドレ・レオン・タリーの生涯を描くドキュメンタリー。本人へのインタビューのほか、アナ・ウィンター、トム・フォード、マーク・ジェイコブス、イヴ・サンローラン、カール・ラガーフェルド、ノーマ・カマリ、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、ウーピー・ゴールドバーグ、イザベラ・ロッセリーニ、ウィル・アイ・アム(ブラック・アイド・ピーズ)他、ファッション業界のみならず様々な関係者からもアンドレ・レオン・タリーの軌跡を紐解いていく。
映画『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』は、ファッション業界のレジェンドと称されるアンドレ・レオン・タリーの一生を描いたドキュメンタリー作品。白人が多数を占めるファッション界において、アフリカ系アメリカ人初の『VOGUE』クリエイティブ・ディレクターに就任したアンドレの軌跡を、本人やファッション界を代表する人物のインタビューとともに辿っていく。
1948年に生まれたアンドレ・レオン・タリーは《ジム・クロウ法》の影響下にある時代にアメリカ南部で幼少期を過ごした。1983年より『VOGUE』のニュースディレクターを担当、1988年にはアフリカ系アメリカ人として初めてクリエイティブ・ディレクターに昇格した。1998年にエディター・アット・ラージに就任し、アナ・ウィンターの右腕として活躍。独自の美学を極める名物エディターとしてだけでなく、自伝の出版やセレブのスタイリスト、映画出演など、その活躍は多岐にわたる。2022年1月18日に逝去した。