チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか!?
映画『マッド・ハイジ』は、ヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』をベースに、“B級エログロバイオレンスバージョン”にアレンジした作品。なお、アニメ版のおなじみのシーンの数々を再現するなど、日本版へのリスペクトも随所に感じられる仕上がりとなっている模様だ。