ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。
犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながもも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ…。映画史に刻まれる愛と暴力の切なくも壮絶な人生を描き出す。
映画『DOGMAN ドッグマン』は、『ニキータ』や『レオン』など、世界中でヒットした名作を数々を生み出し、映画ファンから絶大な信頼を誇るリュック・ベンソンが監督・脚本を務める作品。実際の事件に着想を得て、ダークでエッジの効いたエンタテインメント作品に仕上げた。