貧しいお針子の私生児として生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌは、類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、社交界の階段を駆け上がっていく。ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れたジャンヌは、時の国王ルイ15世と出会う。2人は瞬く間に恋に落ち、彼女は生きる活力を失くしていた国王の希望の光となっていく。そして、国王の公式の愛人・公妾となったジャンヌ。しかし、労働階級の庶民が国王の愛人となるのはヴェルサイユのタブー。さらに堅苦しいマナーやルールを平気で無視するジャンヌは宮廷一の嫌われ者となってしまい、王太子妃マリー・アントワネットも例外なく彼女を疎ましく思うのだった…。
映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』は、18世紀のフランス・ヴェルサイユ宮殿を舞台に、59年間にわたりフランス国王に在位したルイ15世の最後の愛人となったデュ・バリー婦人ことジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を描いた歴史エンタテインメント作品。
ジョニー・デップが“最愛王”の異名を持つルイ15世を演じ、監督と脚本を手掛けたマイウェンが、自ら主人公のジャンヌ・デュ・バリー役を演じる。