ある⽇突然、自分の顔が見えなくなる【⻘年期失顔症】を発症してしまい、周囲に知られてしまうことを恐れた朝葉は誰にも⾔えず1⼈で悩んでいた。そんな、朝葉の異変に気が付いたのは、唯⼀、同級⽣の聖だった。聖は朝葉に「今までと変えなくていいの?」と問いかける。彼に振り回されながらも、朝葉は本当にやりたいこと、好きなことは何か、⾃分⾃⾝を⾒つめ直しはじめ、次第に聖の存在が朝葉の中で⼤きくなっていく。同じく聖も朝葉と⼀緒にいるうちに、ずっと抱えていた“あること”に向き合うようになっていく。
映画『青春ゲシュタルト崩壊』は、⼩説サイト「野いちご」における「野いちご⼤賞」の第5回⼤賞作品である丸井とまとの「⻘春ゲシュタルト崩壊」を原作とする実写映画。個性を押し殺し、他⼈に合わせて⾃分を⾒失うこと=⾃分の顔が⾒えなくなる「青年期失顔症」になった高校生の主人公が新たな出会いを経て成長していく様を描く。