現場復帰したばかりのハリス保安官補は、重要参考⼈ウィンストンを、アラスカからニューヨークまで航空輸送する機密任務に就く。初顔合わせとなったベテランパイロットのダリルは、陽気な会話でハリスの緊張をほぐしていく。離陸した⼀⾏が乗る機体は、壮⼤なアラスカ⼭脈上空10,000フィートまで上昇。ウィンストンに証⾔をさせる裁判開始までのタイムリミットが気になるハリスだが、頼もしいダリルのお陰で順⾵満帆な航⾏になるかに思えた。⼀⽅、ひとり後部座席に繋がれるウィンストンが、⾜元に落ちていたパイロットライセンス証を何気なく⾒ると、そこには今⽬の前に座るパイロットとは全くの別⼈が写し出されているのだった。
映画『フライトリスク』は、俳優だけでなく、アカデミー賞5部門を受賞した『ブレイブハート』など、監督としても高い評価を受けるメル・ギブソンが監督。2016年の『ハクソー・リッジ』以来、8年ぶりとなる新作で、絶景の大地アラスカを舞台に、上空10,000フィートの航空機内で起こる、命を懸けた“予測不能の騙し合い”を描き出す。主演はマーク・ウォールバーグ。