映画『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』が、2023年5月26日(金)より新宿ピカデリーなど全国の劇場にて順次再上映される。
日本を代表する映画監督・大島渚の最大のヒット作として知られる『戦場のメリークリスマス』は、原作者ローレンス・ヴァン・デル・ポストの日本軍俘虜収容所での体験を描いた作品。坂本龍一やデヴィッド・ボウイ、ビートたけし、内田裕也など、俳優を本業としない個性的な俳優陣が出演する、戦闘シーンが一切ない異色の戦争映画だ。
今回、メインキャストの一人であり、英国アカデミー賞・作曲賞を受賞した音楽を手掛けた坂本龍一の追悼ロードショーとして、急遽全国の大スクリーンにて上映が決定した。
坂本は、デヴィッド・ボウイ扮するジャック・セリアズ少佐の凛とした美しさと気高い生き様に惹かれていく、日本軍のヨノイ大尉役を熱演。東洋と西洋の文化の対立と融合、あるいは性別を超えて人が人に惹かれていく美しさなど、40年前の作品とは思えない現代的なテーマを表現するにあたって、非常に重要な役どころを演じている。
そして、本作を象徴する楽曲となっているのが、坂本が手掛けた本作のメインテーマ「メリー・クリスマス ミスターローレンス Merry Christmas, Mr. Lawrence」だ。本楽曲は坂本自身の代表曲にもなり、後のアルバムやライブでも編成やアレンジを変えて幾度となく披露されている。このほか、劇中曲の全てを坂本が担当。初のサウンドトラックアルバムとなった『戦場のメリー・クリスマス』は、英国アカデミー賞において作曲賞を受賞している。
『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』
出演:デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし、ジャック・トンプソン、ジョニー大倉、内田裕也
監督・脚本:大島渚
脚本:ポール・マイヤーズバーグ
原作:サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」
製作:ジェレミー・トーマス
撮影:成島東一郎
音楽:坂本龍一
美術:戸田重昌
1983年/日本=イギリス=ニュージーランド/英語・日本語/123分/ビスタサイズ/ステレオ
協力:大島渚プロダクション 配給・宣伝:アンプラグド ©大島渚プロダクション
<上映劇場>
■5月26日(金)〜
[東京]新宿ピカデリー/ヒューマントラストシネマ有楽町/アップリンク吉祥寺/MOVIX 昭島
[千葉]シネマイクスピアリ
[神奈川]MOVIX 橋本
[埼玉]MOVIX 三郷
[長野]長野ロキシー
[愛知]ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX 三好
[大阪]なんばパークスシネマ/シネ・リーブル梅田/MOVIX 堺
[京都]MOVIX 京都
[兵庫]kino cinema 神戸国際
[広島]八丁座
[熊本]熊本ピカデリー
■5月27日(土)〜
[千葉]キネマ旬報シアター
■6月2日(金)〜
[岡山]シネマ・クレール丸の内
■6月9日(金)〜
[神奈川]あつぎのえいがかん kiki
■6月11日(日)〜
[群馬]高崎電気館
■6月24日(土)〜
[鹿児島]ガーデンズシネマ
■7月15日(土)〜
[神奈川]横浜シネマリン
■順次
[福岡]KBC シネマ
[栃木]小山シネマロブレ
[広島]サロンシネマ
[宮崎]宮崎キネマ館
[福井]メトロ劇場
[新潟]新潟シネ・ウインド
※4月20日(木)時点の情報