今年でブランド創業から100周年を迎えるエルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)の2010年秋冬シーズンコレクション。テーマは「パイオニア スピリット - 男性らしく、そしてナチュラルなラグジュアリーを求めて~」
テーマが表すように男性が自然に惹かれて、挑んで行くそのスピリットを具現化。界を制覇しようとする冒険心のルーツは、深い雪山や険しい渓谷など厳しい環境に挑むチャレンジ精神から生み出されている。
コレクションのテーマカラーはブルー、グリーン、グレー、「ブルー」は晴々とした青空や冬山の渓流、「グリーン」はフレッシュな森、「グレー」は山にある石など、それぞれの色の特徴を単色で生き生きと表現。この色使いは、フランネル素材のワードローブやローデン素材の10ポケットオーバーコートや10ポケットジャケットなどのアイテムに反映されている。
その他には、カシミア、美しいベルベット素材の「カシコ」、マイクロファイバー、ラムレザーやシアリングコートなど、エルメネジルド
ゼニアらしいラグジュアリーな雰囲気のアイテムが揃った。
注目のスーツはボディシルエットを重視した仕立て、ジャケットはよりグラマラスに表現できるように仕立てが特徴。その他、スタイリッシュな柄にライトウエイトなニットとファブリックがミックスされた素材のように、伝統と革新を融合した素材を使用することにより、ブランドオリジナルのエレガンスを追及した。
全体的に、より自然に上質なルックをシンプルにコーディネートできる内容で、例えば、襟とカフにニット素材を使用したポロネックシャツは、ウール/シルクのネクタイでコーディネートし、カジュアルにもフォーマルにも対応可能なアイテムに仕上がっている。
【100周年記念コレクション】
1910年に初代エルメネジルド・ゼニアが、自身のノートに記した初めてのファブリック「ファブリックNo.1」を使用している。100年の時を経ても愛されるファブリックをぜひ手にして欲しい。