美術鑑賞の入門書『五感をひらく10のレッスン 大人が愉しむアート鑑賞』が発売された。
本書は、「美術館で解説を読まないとちゃんと作品を鑑賞した気がしない…」、「イヤホンガイドの説明がないと不安…」、「私の見方は正解かしら…?」、「子どもと一緒に作品を楽しむにはどうしたらいいの?」など、美術展の会場でそんな思いをした人に向けた書籍となる。展覧会を100%楽しみ尽くすために、アートを鑑賞する際に役立つ見方のヒントを、わかりやすい10のレッスンで楽しく伝授する。
コンテンツは、作例をもとに「みる」「言葉にする」「考える・想像する」「自分とつないで整理する」の4つのステップで構成。それぞれのステップは、執筆者とのQ&Aのように進んでいくため、わかりやすい内容となっている。
第1章では、美術館でよくみかける作品を「風景」「人物」「静物」に分け、「きれいね」「おもしろいね」で終わらせない楽しみ方を紹介し、続く第2章では、思わず「コレ、なに?」と首をかしげてしまう不思議な作品を、知識に頼らずに五感を働かせて楽しむ方法を紹介。そして第3章では、「美術館で出会う意味不明なコト&コトバ」など、作品をみる上で役に立つトリビアや、気軽にアートを楽しめるおすすめ映画や書籍、美術館を紹介する。
また、手軽に持ち運べる手帳サイズのコンパクトな書籍なので、美術館で実際の作品を前にしながら、見方のコツをおさらいすることもできる。どんな作品でも応用できる「見方のヒント」が満載の本書は、美術展をもっと楽しみたい人におすすめの1冊。
【書籍概要】
『五感をひらく10のレッスン 大人が愉しむアート鑑賞』
執筆・監修:上野行一
定価:900円(税抜)
発売中
版型:新書判/18.2x 10.4x 0.7 cm
ページ数:96ページ(オールカラー)
ISBN:978-4-568-50568-9
取扱店舗:全国書店、全国美術館のミュージアムショップ、WEBショップ artartart!(http://artartart.jp/)他
企画・発行:株式会社美術出版サービスセンター
出版社:株式会社美術出版社
■コンテンツ
第1章 「みる」を知りましょう
・レッスン1 キレイで終わっていませんか?
・レッスン2 風景
・レッスン3 人物
・レッスン4 静物
第2章 「コレ、なに?」
・レッスン5 なにが描いてあるの?
・レッスン6 ただの模様じゃないの?
・レッスン7 カタチが変わる~
・レッスン8 組み合わせがヘン!
・レッスン9 ガラクタとどう違うの?
・レッスン10 作品探しの旅へ
第3章 作品鑑賞がグッと深まるトリビアたち
■著者プロフィール
上野行一
大阪府生まれ。帝京科学大学教授。広告デザイナー、公立学校教諭、高知大学教育学部教授を経て2010年より現職。著者に『私の中の自由な美術』(光村図書、2011年)など。NHK高校講座「芸術(美術I)」の番組監修を務める。光村図書中学校・高等学校『美術』教科書の著作者でもある。
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