書籍「スタジオジブリの美術」が、2025年1月22日(水)に発売される。
宮﨑駿や高畑勲ら稀代の名アニメーション作家が手がけた作品で、世代と国境を超えた感動を世界に届けているスタジオジブリ。本書「スタジオジブリの美術」は、いきいきとしたアニメーションを作るためには欠かせない、背景美術に注目した書籍だ。
背景美術とは、舞台となる世界の特定の場所のイメージを決める「美術設定」や、作品全体の世界観や色味といった雰囲気を合わせるための「美術ボード」、文字通り実際のアニメーションで背景として用いられる「背景画」など、作品の視覚的な印象をかたちづくる上で重要な役割を持つ仕事のこと。
スタジオジブリの美術監督・武重洋二が監修を務めた本書では、1984年公開の『風の谷のナウシカ』から2023年の『君たちはどう生きるか』までの全27作品をカバー。長編映画では1作品につき1,000枚以上が描かれるという背景美術のうち、厳選された全844枚を収録している。
各作品の監督が意図した演出や作品の世界観を形づくるため、筆致や色彩、遠近法、光と影など、さまざまな技法を駆使して描かれてきた“スタジオジブリの景色”。本書のページをめくれば、作品の世界観はもちろん、時にキャラクターたちの感情をも代弁する役割を持つ、奥深き背景美術の世界が広がっている。
書籍「スタジオジブリの美術」
発売日:2025年1月22日(水)
価格:13,200円
仕様:A4判(297mm×210mm)/ハードカバー/568ページ(Full Color)/厚さ35mm、重さ約2.6キロ
ISBN:978-4-7562-5777-2 C0079
<掲載作品>
『風の谷のナウシカ』(1984)
『天空の城ラピュタ』(1986)
『となりのトトロ』(1988)
『火垂るの墓』(1988)
『魔女の宅急便』(1989)
『おもひでぽろぽろ』(1991)
『紅の豚』(1992)
『海がきこえる』(1993)
『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)
『耳をすませば』(1995)
『On Your Mark』(1995)
『もののけ姫』(1997)
『ホーホケキョとなりの山田くん』(1999)
『千と千尋の神隠し』(2001)
『猫の恩返し』(2002)
『ギブリーズepisode2』(2002)
『ハウルの動く城』(2004)
『ゲド戦記』(2006)
『崖の上のポニョ』(2008)
『借りぐらしのアリエッティ』(2010)
『コクリコ坂から』(2011)
『風立ちぬ』(2013)
『かぐや姫の物語』(2013)
『思い出のマーニー』(2014)
『レッドタートル ある島の物語』(2016)
『アーヤと魔女』(2020)
『君たちはどう生きるか』(2023)
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