監督は、映画『ういらぶ』や『累-かさね-』など、ラブストーリーからサスペンスまで、様々な実写化映画を手掛けてきた佐藤祐市。脚本は、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で第35回向田邦子賞受賞した矢島弘一が担当している。
映画『六人の嘘つきな大学生』の主題歌は、緑黄色社会の書き下ろし楽曲「馬鹿の一つ覚え」。ボーカル&ギターの長屋晴子が原作小説と映画本編をもとに作詞・作曲を手掛けた。最終面接で“謎の告発文”を発見し、追い詰められていく6人たちを表現するような歌詞と、ハラハラとした疾走感に満ちたメロディーに注目だ。
誰もが憧れるエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考まで勝ち残った6人の就活生に課せられたのは“6人でチームを作り上げ、1か月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。全員での内定獲得を夢見て万全の準備で選考を迎えた6人だったが、「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」という急な課題の変更が通達される。
会議室という密室で、共に戦う仲間から1つの席を奪い合うライバルになった6人。追い打ちをかけるかのように6 通の怪しい封筒が発見され、その中の1通には「×××は人殺し」と書かれていた。そして次々と暴かれていく、6人の嘘と罪。誰もが疑心暗鬼になる異様な空気の中、1人の犯人と1人の合格者を出す形で最終選考は幕を閉じる。
悪夢の最終面接から8年が経ったある日、スピラリンクスに1通の手紙が届くことで衝撃の事実が発覚する。それは、<犯人の死>。犯人が残したその手紙には、「犯人、×××さんへ。」という告発めいた書き出しに続き、あの日のすべてを覆す衝撃的な内容が記されていた。残された5人は、真犯人の存在をあぶりだすため、再びあの密室に集結することに…嘘に次ぐ嘘の果てに明らかになる、あの日の「真実」とは?
【作品詳細】
映画『六人の噓つきな大学生』
公開日:2024年11月22日(金)
監督:佐藤祐市
脚本:矢島弘一
出演:浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠
原作:浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』(角川文庫刊)