では、ムロさんにとって俳優業の1番の魅力はなんだとお考えですか?
いろんな人物になれるっていうのはもちろん、“見る人がいる”ということだと思います。人前に立って笑ってもらったり、それで入場料いただくなんておかしいなとは思いつつ、“その舞台に期待してくれている”お客さんの存在に助けられている。それが俳優としてのやりがいを持てることにも繋がるので、 魅力はその“やりがい”じゃないですかね。
ありがとうございます。昔から人前に立つことはお好きな性格だったのでしょうか?
まぁ好きっちゃ好きでしたけど、とにかく寂しがり屋でした。家にそこまで居場所があるわけじゃなかったから、その分友達には覚えてもらえるように、とかは意識してた気がします。幼少期の大人しさの反動はあったのかもしれません。
仲間の方に囲まれているイメージでしたので、大人しかったとは意外です。
僕、1回飲んだらもう友達だと思ってますから。たぶん友達ジャッジされてる方はみんな迷惑だと思う(笑)。浅いとか深いとかいらなくて、一緒ならもう友達で良いじゃないか、みたいな…価値観があってもいいのかなと思っています。
最後に『身代わり忠臣蔵』では1人2役を演じられましたが、今後やってみたい役柄はありますか?
今回楽しく演じられたので、これからも1つの作品で、実はあの役でも出てた!みたいな演劇っぽい役柄にも挑戦してみたいと思いました。
【作品詳細】
映画『身代わり忠臣蔵』
公開日:2024年2月9日(金)
出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明、寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀
原作:土橋章宏『身代わり忠臣蔵』(幻冬舎文庫)
監督:河合勇人
脚本:土橋章宏
テーマ曲:東京スカパラダイスオーケストラ「The Last Ninja」(cutting edge / JUSTA RECORD)
企画・プロデュース:橋本恵一
プロデューサー:森田美桜、福島一貴
製作:「身代わり忠臣蔵」製作委員会
製作プロダクション:東映京都撮影所
プロダクション協力:AOI Pro.
配給:東映