ホラー漫画『サユリ』が実写映画化。2024年8月23日(金)に全国で公開される。
『ハイスコアガール』『ミスミソウ』といった作品を手掛けてきた押切蓮介によるホラー漫画『サユリ』は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われる様を描いた作品。累計20万部を突破し、“最恐傑作”とも呼ばれている。
また、原作者の押切にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。「こんな邦画ホラーがあればいいのに」と考えながら描き上げた漫画となっており、今回満を持しての実写映画化となる。「霊に負けに負ける負け戦映画はもうこりごりだと思う人には是非観てほしい!」とのことだ。
映画『サユリ』で描かれるのは、神木家にまつわる息つく間もない恐怖。劇中には、部屋のテレビが付き画面のノイズと共にどこからか女性の笑い声が響き渡るという怪奇現象をはじめ、家の中で起こる不可解な様子が随所に登場。扉の向こうからゆっくりと伸びてくる手、黒く長い髪の毛、そして少女の不気味な声の正体とは?主人公・則雄が“家”を怪しむ様子に、嫌な予感が掻き立てられる。
主人公・則雄(南出凌嘉):中学3年生。神木家の長男。
住田(近藤華):則雄と同じ学校の同級生。神木家を近くで見守るキーパーソン。「気をつけて」と則雄にアドバイスする。
春枝(根岸季衣):認知症で家族の介護が必要な祖母。しかし家族のピンチを前に…。
昭雄(梶原善):神木家の父親。
正子(占部房子):家族を明るく支える母親。
径子(森田想):則雄の姉であり弟思いの長女。
俊(猪股怜生):兄の則雄を慕う次男。最初に家に違和感を感じる。
章造(きたろう):神木家の引っ越しをきっかけに同居することになった祖父。
監督は白石晃士。『貞子 VS 伽耶子』や『不能犯』などを手掛け、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなど、様々なジャンルのホラー作品を多く手掛けてきた映画監督だ。原作の『サユリ』を一読した際から映画化を心に決め、5年の歳月を経て映画化へとこぎつけたという。
一足先に公開された予告編では、則雄たち神木家が笑顔で新居に足を踏み入れる光景が映し出される。しかし、則雄の弟・俊だけが違和感を抱き、家に怖さを感じていた。やがて少女の笑い声と「この家にはー”何か”がいる」というナレーションと共に、家族は次々と恐怖体験に見舞われる。そんな中、絶望する則雄の前に「すっかり目が覚めてしもうたわい」と力強力強く話すばあちゃんが現れ…。
ある日、夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家。家族7人の幸せな時間も束の間。一人ずつ死んでいく家族、どこかから聞こえる奇怪な笑い声。この家には“何か”がいる。次々と重なる恐怖体験の根源は、この家に棲みつく少女の霊“サユリ”だった…。
絶望する則雄の前に現れたのは、まさかの認知症が進んでいるはずの“ばあちゃん”?!。「いいか。ワシら二人でさっきのアレを、地獄送りにしてやるんじゃ!復讐じゃ!!」 こうして、残された則雄とばあちゃんによる壮絶な復讐劇が始まる!
【作品詳細】
映画『サユリ』
公開時期:2024年8月23日(金)
監督:白石晃士
出演:南出凌嘉、梶原善、占部房子、森田想、猪股怜生、きたろう、根岸季衣、近藤華
原作:押切蓮介『サユリ 完全版』(幻冬舎コミックス刊)
配給:ショウゲート