展覧会「ヨハネ・パウロ2世美術館展」が、東広島市立美術館にて、2024年4月9日(火)から6月9日(日)まで開催される。長崎のハウステンボス美術館などでも開催された巡回展だ。
ポーランド・ワルシャワのヨハネ・パウロ2世美術館は、中世から近代まで、西洋絵画史をたどることができるコレクションを擁している。展覧会「ヨハネ・パウロ2世美術館展」では、そのコレクションより、「女性」に着目した61点の作品を紹介。ルーカス・クラーナハ(子)やレンブラント・ファン・レイン、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤなどの絵画を目にすることができる。
3章構成のうち第1章「母と子」では、キリスト教における聖母マリアと幼子イエスを主題とした作品を中心に紹介。クラーナハ(子)《聖母子》やカルロ・ファッキネッティ《母性愛》など、家族への愛を込めた作品を目にすることができる。
第2章「神話と伝説」では、古代ギリシャ・ローマの神話やキリスト教の物語を描いた、「歴史画」と総称される作品に着目。西洋絵画の伝統において最上位のジャンルに位置付けられてきた歴史画から、アンソニー・ヴァン・ダイクの《エジプトへの逃避途上の休息》などを展示する。
第3章「肖像」では、女性を描いた肖像画を紹介。伝統的に、女性や少女の肖像画は富や権力を象徴するものとして描かれた。また、時代とともに、肖像画は一般市民にも浸透してゆくことになる。会場では、レンブラントの《襞襟を着けた女性の肖像》をはじめ、描かれた当時の流行や生活の様子を垣間見られる肖像画作品を展示する。
展覧会「東広島市制施行50周年記念 ヨハネ・パウロ2世美術館展」
会期:2024年4月9日(火)〜6月9日(日)
会場:東広島市立美術館 2・3階展示室
住所:広島県東広島市西条栄町9-1
開館時間:9:00〜17:00
※4月9日(火)は10:00開館、4月20日(土)、5月4日(土・祝)、6月8日(土)は19:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:一般 1,300円(1,040円)、大学生 900円(720円)、高校生以下 無料
※( )内は前売料金(東広島市立美術館、セブン-イレブン(セブンコード 104-178)にて、2月22日(木)から4月8日(月)まで販売)
※当日券にかぎり、20名以上の団体は2割引
※高校生以下、大学生は学生証を要提示
※後期高齢者医療被保険者証、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は観覧無料
【問い合わせ先】
東広島市立美術館
TEL:082-430-7117