企画展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」が、神奈川・箱根のポーラ美術館にて、2024年6月8日(土)から12月1日(日)まで開催される。
フィリップ・パレーノは、1964年に生まれた、フランスを代表する現代アーティストのひとりだ。パレーノの作品は、映像や音、彫刻、オブジェ、テキスト、ドローイングなどと多岐にわたるものの、そこには常に、現実・フィクション・仮想の境界、あるいは実物と人工物との間に生じる差異への関心が通底している。
自身の展覧会を「カメラのない映画」と形容するパレーノは、展覧会自体をメディアとして捉えているといえる。先進的な科学技術を取り入れつつ、ピアノやランプ、ブラインド、バルーンといった見慣れたオブジェを用いたパレーノの作品は、ダイナミズムと沈黙、ユーモアと批評性が交わる空間を展開するものだ。
企画展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」は、日本国内最大規模となるパレーノの個展。ポーラ美術館が新たに収蔵した代表作、映像作品《マリリン》を筆頭に、初期作品から初公開のインスタレーションまで、幅広い作品を紹介する。
企画展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」
会期:2024年6月8日(土)~12月1日(日) 会期中無休
会場:ポーラ美術館 展示室1・2・5、屋外
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 2,200円(1,900円)、大学・高校生 1,700円(1,400円)、中学生以下 無料
※障害者手帳の所持者および付添者(1名まで)は、各1,100円、中学生以下 無料
【問い合わせ先】
ポーラ美術館
TEL:0460-84-2111