人気の児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が実写映画化。主演に天海祐希を迎え、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』として2024年12月13日(金)に公開される。
廣嶋玲子作、jyajya絵による「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズは、幸運な人だけが辿り着ける不思議な駄菓子屋銭天堂を舞台に、願いが叶う“ふしぎ駄菓子”を買った人々を描く人気の児童小説。2013年に刊行され、2020年からはテレビアニメ化・アニメ映画化。さらに2023年には舞台化に加えて、任天堂Switchでのゲームソフト化にも至った。国内だけでなく世界でも愛されており、小説は累計発行部数580万部を突破している。
老若男女、誰しもが「もし、こんな駄菓子があったなら…」と夢見る駄菓子が並ぶ“銭天堂”。そこで店主を務めるのは、年齢不詳の怪しい女、紅子(べにこ)だ。色とりどりのガラス玉のかんざしで結いあげた真っ白い髪に、真っ赤な口紅、そして古銭柄の赤紫色の着物を着ている。彼女は、福引用の抽選器をまわして出た硬貨1枚と引き換えに、悩みを持つ客の願いを察して望みの駄菓子を売っている。
劇中では、本物の猛獣のように動き出す「猛獣ビスケット」や、人魚のように泳げるようになる「型ぬき人魚グミ」といった“ふしぎ駄菓子”がお目見え。“もっとおしゃれになりたい”と願いを告げた陽子に紅子が差し出した、 食べると自分にぴったりのおしゃれな品が光って見える「おしゃれサブレ」は、原作で物語化されていない駄菓子なので、ぜひチェックしてみてほしい。
主人公・紅子…天海祐希
駄菓子屋「銭天堂」の怪しい女店主。年齢不詳。福引用の抽選器をまわして出た硬貨1枚と引き換えに、「ヤマ缶詰」「もてもてもち」など、悩みを持つお客様が望むお菓子を売っている。
なお、紅子を演じる天海祐希は、3時間以上に及ぶ特殊メイクによって、見た目も中身も完璧な紅子へと変身を遂げた。
等々力小太郎(とどろき こたろう)…なにわ男子・大橋和也
新米教師。15年ぶりに生まれ故郷に戻り、母校のわかば南小学校で5年生の担任を務める。内向的な性格で自信が持てないながらも、生徒に悟られないよう気丈に振る舞う。生徒たちからふしぎな駄菓子屋があるという噂を聞く。「駄菓子が願いを叶えてくれるが…食べ方や使い方を間違えると大変な事になると…」
相田陽子(あいだ ようこ)…伊原六花
編集者で小太郎の大学の後輩。小太郎はひそかに陽子のことを想っている。
大手出版社のファッション雑誌「エレガンス」で働いているが、もとは児童書編集部への配属を希望していた。おしゃれに疎い陽子は読者に向けてSNSでトレンドを発信する編集部の方針に四苦八苦。しかし、銭天堂との出会いを機に少しずつおしゃれになり、変貌を遂げていく。しかし徐々に駄菓子をかった人々の様子はおかしくなり...陽子も暴走していく。
よどみ…上白石萌音
謎の駄菓子屋「たたりめ堂」の店主で、銭天堂店主の紅子をライバル視している少女。相手の心の隙につけこみ、良よからぬことを企んで人々を惑わせる。“人々の悪意”を集めて作った駄菓子を、自身の店「たたりめ堂」で売り、客から吸い取った悪意をエネルギーにしているダークなキャラ。真っ赤な彼岸花が描かれた黒い着物に、濃い青色のおかっぱ頭という奇抜なビジュアル。
主人公・紅子を演じるのは天海祐希。これまで教師、弁護士、刑事、医師、探偵、看護師など、これまで様々な役柄を演じてきた天海がどう演じるのか?