東映最後の直営映画館「丸の内 TOEI(まるのうちとうえい)」が、2025年7月27日(日)に閉館。劇場のある東映会館は再開発され、新商業施設に生まれ変わる予定だ。開発期間は2025年から2029年を予定している。
東映会館は、東映の本社オフィスと、直営映画館「丸の内 TOEI」を備える施設。建物・設備の老朽化により再開発を行い、ホテル・店舗を中心とした商業施設を新たに建設する。「丸の内 TOEI」は営業終了となり、東映のオフィスは「京橋エドグラン」へと2025年夏頃に移転される予定だ。
東映会館にある、東映の直営劇場「丸の内 TOEI」は、64年10ヶ月にわたって東映作品を中心に映画上映を行い、舞台挨拶の会場としても使用されてきた映画館。国内大手の映画配給会社が持つ最後の直営館であり、銀座の街並みに溶け込んだ“顔”として長きにわたって愛されてきた。
「丸の内TOEI」は1960年、東映会館の竣工とともに「丸の内東映」、 洋画封切館「丸の内東映パラス」として開館。1989年に「丸の内東映パラス」を「丸の内シャンゼリゼ」に改称した後、2004年10月に両館を「丸の内 TOEI」に名称統一し、現行の2スクリーン体制の映画館となった。
東映会館の再開発に伴って閉館を迎えることとなった「丸の内 TOEI」では、長い歴史のグランドフィナーレに向けて、閉館プロジェクトにまつわる各種イベントを2025年春頃より開催。東映の名作の数々が「丸の内 TOEI」のスクリーンにて続々と上映される予定だ。
【詳細】
東映会館(本社ビル) 再開発
再開発期間:2025年~2029年予定
所在地:東京都中央区銀座3-2-17
敷地面積:1,100.81㎡(332.99 坪)
■丸の内 TOEI 営業終了
閉館日:2025年7月27日(日)