特別展示「ホセ・ダヴィラ 私は目を閉じて見るほうがいい —ジョゼフ・アルバースとの対話」が、群馬県立近代美術館にて、2025年3月1日(土)から4月6日(日)まで開催される。
1974年に生まれ、メキシコ・グアダラハラを拠点に活動するアーティスト、ホセ・ダヴィラ(Jose Dávila)。彫刻、インスタレーション、絵画、写真など、多岐にわたる作品を手がけるダヴィラは、金属やガラスといった身近な素材を用いて、絶妙なバランスで組み合わせた立体作品のほか、20世紀のアーティストや建築家の作品を引用・考察した作品で知られている。
2010年代よりダヴィラは、抽象美術を代表する作家ジョゼフ・アルバースの「正方形讃歌」シリーズを題材に、繰り返し作品を手がけてきた。形と色彩を探求し続けたアルバースは「正方形讃歌」において、正方形を重ねることで、画面上での配色の実験を行った。これに対してダヴィラは、金属やセラミックなどを素材に、時間や光に応じて変化する立体作品へと展開している。
特別展示「ホセ・ダヴィラ 私は目を閉じて見るほうがいい —ジョゼフ・アルバースとの対話」は、日本の美術館では初となる、ダヴィラの本格的な展覧会。ダヴィラ自身が会場デザインを手がける本展では、《Homage to the Square》と、その着想源となったアルバースの「正方形讃歌」シリーズをあわせて展示し、美術史との対話から紡がれるダヴィラの挑戦に光をあててゆく。
特別展示「ホセ・ダヴィラ 私は目を閉じて見るほうがいい —ジョゼフ・アルバースとの対話」
会期:2025年3月1日(土)〜4月6日(日)
会場:群馬県立近代美術館 2F 展示室5
住所:群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 300円(240円)、高校・大学生 150円(120円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※障害者手帳などの所持者および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
群馬県立近代美術館
TEL:027-346-5560