「バベル」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が全編ほぼワンカットという撮影で挑む超話題作、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が2015年4月10日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショーされる。
これまでシリアスな人間ドラマで才能を高く評価されてきたイニャリトゥ監督が初めて挑むブラックコメディであると同時に、俳優人生の舞台裏を描いた、辛辣でドラマティックなダーク・ファンタジー。マイケル・キートンを主演に迎え、「キングコング」のナオミワッツ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエマ・ストーン、「真実の行方」「ファイトクラブ」のエドワード・ノートン、「ハングオーバー」シリーズのザック・ガリフィナーキスら豪華俳優・女優陣が脇を固める。
レイモンド・カーヴァーの短編「愛について語るときに我々の語ること」を物語の中心にそえ、愛と賞賛を混同して生きてきた主人公が徐々に役と同じように、愛を必死に求める男となってゆく様は、観るものに圧倒的なカタルシスをもたらす。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、第87回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、撮影賞、脚本賞を受賞。「ゼロ・グラビティ」でアカデミー賞を受賞したルベツキによる、全編1カットかと見粉う、流れるようなカメラワークも高く評価された形となった。
【ストーリー】
かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の日々を送る俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、復活をかけてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出と主演を務める舞台。しかし、出演俳優が大怪我を負い降板。共演者のレズリー(ナオミ・ワッツ)の紹介で、ブロードウェイの実力派俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を迎えるが、その才能はしだいにリーガンの脅威となっていく。疎遠だった娘サム(エマ・ストーン)には愛情は伝わらず、彼は気づかないうちに舞台の役柄に自分自身を重ねていく。公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情し……
【詳細】
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
原題:BIRDMAN or(The Unexpected Virtue of Ignorance)
公開日:2015年4月10日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
撮影:マニュエル・ルベツキ
音楽:アントニオ・サンチェス(オリジナル・スコア / 「New Life」で第55回グラミー賞受賞)
出演:マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ザック・ガリフィナーキス、ナオミ・ワッツ
配給:20世紀フォックス映画
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