「リトル・ダンサー」「愛を読む人」など傑作ばかりを世に送り出し、映画監督としてはすべての作品がアカデミー作品賞か監督賞にノミネートされている巨匠・スティーヴン・ダルドリー監督最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が2015年1月9日(金)に公開される。
監督1作目となる「リトル・ダンサー」から一貫して、力強く成長する少年を繊細な演出によって描き続けてきたスティーヴン・ダルドリー監督。本作は「ラブ・アクチュアリー」「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」など監督としても有名なリチャード・カーティスが脚本を担当するという2大フィルムメーカーの初タッグ作品となる。
今回彼らは、手に汗握る、先の読めないスリリングなストーリーという新たな境地に挑戦。人間の内面の奥深くにカメラを持ち込んだかのようなデリケートな描写で有名なダルドリー作品や、十人十色の恋模様を華やかな映像で綴ったラブコメディを得意とする今までのカーティス作品にはなかった話の展開となっている。第9回ローマ国際映画祭のコンペティション部門の1つであるガラ部門において見事受賞を果たし、公開を前に早くも話題沸騰中だ。
スクリーンの中で躍動する生命力に溢れた3人の少年を演じたのは、オーディションで選ばれた無名の少年たち。自然体な演技で観客を魅了する。肉親からも世間からも見放された子どもたちを優しく導くアメリカ人神父役に名優マーティン・シーン、母親のように彼らを見守る若き女性オリビアを「ドラゴン・タトゥーの女」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたルーニー・マーラなど豪華キャストが脇を固め、人間味溢れる存在感で物語に深みを持たせる。
■ストーリー
舞台はブラジル・リオデジャネイロ。ゴミ山で金目の物を探し、その日その日を精一杯生きる少年ラファエル、ガルドそしてラット3人は、ある日、ごみ山で拾ったサイフに隠された重要な秘密のせいで命を狙われてしまう。世界の“希望”がつまったひとつのサイフ。少年たちは、絶望の街でみつけた“小さな希望”を頼りに、街全体に輝く奇跡を起せるのか……。
【概要】
『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』
公開日:2015年1月9日(金)
監督:スティーヴン・ダルドリー
脚本:リチャード・カーティス
出演:マーティン・シーン、ルーニー・マーラ、ワグネル・モウラ、ヒクソン・テヴェス、セルトン・メロ
配給:東宝東和
(C)Universal Pictures