2015年2月20日(金)から3月12日(木)までの間、新宿にあるエプソンイメージングギャラリー エプサイトで、北島敬三写真展「ヘンリー・ダーガーの部屋」が開催される。
世界で最も有名なアウトサイダーアーティストのヘンリー・ダーガーは、アメリカ・シカゴの自宅で、代表作『非現実の王国』をはじめ、数多くの作品を生み出した。病院の掃除夫として孤独な生涯を歩むも、その奇抜な作風と独特の色彩から、今もなお多くの人を魅了し続ける。
彼の死から27年後、取り壊される直前の自宅を写真家・北島敬三が撮影。物に埋もれたベッド、児童書『オズの魔法使い』や『アンクル・トムの小屋』が並ぶ本棚、クレヨンや水彩絵具などの画材がひしめき合うテーブルからは、寝る間も惜しんで制作に励んだ姿が伺える。また部屋中に大家族のように飾られたキリストや聖母マリア像、少女の写真、挿絵の切り抜きが、ダーガーが耐え苦しんだ孤独を物語る。
稀有な制作現場とダーガーの心情を鮮明にとらえた、北島の作品は胸をぐっと締め付ける。ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。
【イベント詳細】
北島敬三写真展「ヘンリー・ダーガーの部屋」
開催期間:2015年2月20日(金)~3月12日(木)
時間:10:30~18:00 ※最終日は15:00まで。
休館日:日曜日
会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト
住所:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階
TEL:03-3345-9881
入場料:無料
<関連イベント>
■北島敬三トークイベント
開催日時:2015年2月21日(土) 14:00 ※約1時間
会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト
入場料:無料
内容:北島敬三が写真展のテーマやプリント制作などについて語る。
※予約不要。座席数に制限あり。