「オットー・クンツリ展」が東京都庭園美術館で開催。会期は2015年10月10日(土)から12月27日(日)まで。
アートとしてのジュエリーを創造するオットー・クンツリ。ジュエリーがもつ身体との関係性、他者や社会とのコミュニケーションの触媒としての役割に彼は深く注目し、普遍的な人間存在や社会へのメタファーとしての存在を表現してきた。
左)Otto Künzli, Herz, 1985, Hiko-Mizuno College of Jewelry Collection/ Photo Naoya Ikegami, Starring Kaoru Ishii
右)オットー・クンツリ《2人のためのリング》1980年 © VG BildKunst 2013
本展は、そんなオットー・クンツリの作品を150件以上展示する、大回顧展。彼の作品からは、ジュエリーというジャンルを超えた社会への鋭いまなざし、ウィットに富んだ表現、造形の普遍的な美しさなど、様々なメッセージを受け取ることができる。
ミュンヘンとローザンヌでの開催を経て、巡回してきた東京展では、特別に制作された最新作が登場。さらに、日本の美術家である山城大督とのコラボレーションによる映像作品も、東京展ならではの見どころだ。
オットー・クンツリ《フーノウズ?》2001年 © VG BildKunst 2013
また会期中、コンテンポラリー・ジュエリーの世界をより深く知るためのトークショーやワークショップを開催。建築やファッションの世界で活躍するゲストを招いてのシンポジウムなど、充実したイベントが用意されている。
【概要】
オットー・クンツリ展
会期:2015年10月10日(土)〜12月27日(日)
開館時間:10:00〜18:00 (最終入館 17:30)
休館日:毎月第2・4水曜日(10/14、28・11/11、25・12/9、24)
※12/23(水・祝)は開館、翌24日(木)休館。
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-9
観覧料:一般:1,000(800)円、大学生(専修・各種専門学校含む):800(640)円、中・高校生・65 歳以上:500(400)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者一名は無料。
※教育活動として教師が引率する都内の小中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)。
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の来場者は無料。
■関連イベント
・アーティスト・トーク「オットー・クンツリ - ザ・レクチャー」
日時:2015年10月10日(土)14:00〜16:00(開場 13:30)
会場:新館ギャラリー2
定員:120名
参加費:無料(要展覧会チケット・事前申込制)
※逐次通訳あり
・キュレーター・トーク「アートを身につけるということ」
日時:2015年11月8日(日)14:00〜15:30(開場:13:30)
関昭郎(当館事業企画係長・本展キュレーター)
会場:新館ギャラリー2
定員:120名
参加費:無料(要展覧会チケット・予約不要)
・ワークショップ「マテリアル・ワンダーランド」
日時:2015年10月25日(日) 11:00〜16:00
嶺脇美貴子(ジュエリー・アーティスト/専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ講師)
定員:20名
参加費:有料・事前申込制
・シンポジウム「表現としてのジュエリー – その可能性」
日時:2015年12月8日(日) 14:00〜16:00(開場:13:30)
スーザン・ピーチ(ジュエリー・アーティスト、Schmuck2 企画)×鈴野浩一(建築家、トラフ建築設計事務所 共同主宰)×山縣良和(ファッション・デザイナー)×関昭郎(当館事業企画係長・本展キュレーター)
会場:新館ギャラリー2
定員:120名
参加費:無料(要展覧会チケット・事前申込制)
※各イベントの申し込み方法の詳細は、美術館ウェブサイトで確認。